デザインギャラリー1953「盆栽」展
 
「盆栽」の中に潜む、魅力の数々をデザインの視点で紐解いてゆく。
デザインギャラリー1953「盆栽」展開催


松屋銀座7階・デザインギャラリー1953で12月27日(火)より「盆栽」展が開催されます。
「盆栽」は古くは、中国・唐時代の「盆景」がその発祥とも言われていますが、平安時代、それが日本に伝わり、江戸時代に隆盛を極めるに至りました。自然界の大木の姿を鉢の中に凝縮させる独特の世界観は、日本人だけでなく、広く海外にも注目される存在となりました。時間と手間のかかることから、時間のゆとりのある人々に愛好されてきましたが、近年では、若年層の間にもその面白さがじわじわと伝わりつつあります。
主催する日本デザインコミッティーは、この展覧会を通じて現代の生活の中に盆栽をどのように取り込むべきか、楽しむべきかなど、実践的な盆栽の在り方をご紹介できたらと本展を計画。監修は盆栽家の森前誠二氏。日本が世界に誇る美「盆栽」展は2012年1月23日(月)まで開催。
 
 
デザインギャラリー1953 第680回企画展「盆栽」
会 期 :2011年12月27日(火)〜2012年1月23日(月)最終日午後5時閉場・入場無料
会 場 :松屋銀座7階・デザインギャラリー1953
営業時間:朝10時―夜8時。12月31日(土)は朝10時―夜6時。1月1日(祝・日)は休業。
     1月2日(振・月)は朝9:30―夜7:30。1月3日(火)は朝10時から夜7:30。
 
盆栽展<TOP写真> 真柏 約100年 高74cm 左右88cm 
鉢 京焼石台型短冊長方

次代を見つめる若き作家がアート感覚で誕生させた労作です。三陸の断崖より採取された真柏は自然界から人間界へと移される中で、その多くが環境の激変により数世紀に及ぶ樹命を失います。この作品は緑豊かな中心部分の百年余りを経た樹と幾百年の生命を全うした樹々の舎利幹(風雪で白骨化した幹の芯)を調和させることで完成したものです。真柏の「生死観」と云う審美をオブジェとしての新しい観点で提唱した作品です。
<左写真> 真柏 約500年 高92cm 
鉢 古渡烏泥外縁長方

日本盆栽界において永く伝承され、栽匠の「守り継ぐ心」が損なわれることなく具現された真柏盆栽の名樹です。焔立ち上る様を呈する舎利幹、そこに一筋の「生」の証を見せる「水吸」。一見野放図のように感じる枝々は人技の術を見せぬよう匠の鋏によって荘厳な聳え立つ老樹の威容を表現しています。五百年と云う歳月を生きるこの樹は、私たち見る者に畏れにも似た生命の神秘を感じさせています。同じく数百年の歳月を経た名器「古渡烏泥鉢」との取り合わせがこの樹の持つ雅趣深きを一層のものとしています。
 
※写真は参考写真になります。展示される盆栽、鉢につきましては写真の作品とは異なる場合がございます。





デザインギャラリー1953
 
デザインギャラリー1953
1964年に松屋銀座7階に開設されたデザインのためのギャラリーです。企画から運営まで日本デザインコミッティーメンバーが手がけ、バラエティー豊かな展覧会は毎回多くの人びとの関心を集めています。
http://designcommittee.jp/gallery/