【ソルの懐ゲー評】あまり知られていない『イー・アル・カンフー』の続編『イーガー皇帝の逆襲』  「餃子1人前!」

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アーケード、ファミコン、MSXで人気だったコナミのカンフーアクションゲーム『イー・アル・カンフー(Yie Ar Kung-Fu)』をご存じだろうか。当時ファミコン世代の人なら誰でも知っている名作である。実はアーケード版がオリジナルでありながら、そのアーケード版よりファミコン版の方が多くの人に知れ渡ってしまったという現象が起きたゲーム。

アーケード版とファミコン版(MSX版)はグラフィックや操作方法などが異なり、ファミコン版を見た後アーケード版を見ると機敏な動きに驚くだろう。類似するのは敵がやられたときのズッコケポーズくらいだろうか。もちろんどちらも名作なのには変わりない。

そんな『イー・アル・カンフー』に続編が存在したのだ。これもあまり知られていないのだ。続編のタイトルは『イーガー皇帝の逆襲』という作品で英名は『Yie Ar Kung-Fu II: The Emperor Yie-Gah』という。もちろん正式な続編にあたる。ゲームの内容は家庭用版『イー・アル・カンフー』をパワーアップさせた感じの内容だ。

登場キャラは前作以上に異色的でオナラ攻撃や扇子を使う女、ブーメラン男など様々な敵が存在する。また今作『イーガー皇帝の逆襲』はいきなり敵との対戦では無く、ボスのところまでたどり着く“道中”が存在する。道中はザコ敵が主人公の行く手を邪魔するのだが、基本的に3人一組もしくは単体で襲ってくる。3人一組のザコを一掃すると、ウーロン茶の葉っぱを入手することが可能で、これを5つ集めると回復アイテムとしてウーロン茶を入手できる。ウーロン茶はいつでも好きなときに使用することができる。また敵と対戦中に上空からラーメンが降りてくるのだが、これを取ることにより一定時間無敵状態となれる。このように『イーガー皇帝の逆襲』はアイテムの概念も取り入れられているのだ。

この当時に対戦格闘ゲームというジャンルは無かったが、一部のキャラクターで対戦することが可能だったことも画期的。細かいことを言うと、操作方法がMSX版『イー・アル・カンフー』独自の操作法ではなく、アーケード版に近い操作法になったのは嬉しい限りだ。MSX版『イー・アル・カンフー』は斜めジャンプが非常にめんどくさい……。

この『イーガー皇帝の逆襲』はMSXとコモドール64でしかリリースされなかった。ゆえに知っている人も少ない作品だろう。コモドール64版はかなりショボかったが……。
今はWiiのバーチャルコンソールや、コナミがリリースしている『コナミアンティークMSXコレクションVol.2』などで遊ぶことができる。興味がある人は遊んでみてはどうだろうか。

ちなみに“イーガーコーテー(コーテル)”「餃子1人前」って言う意味ね。餃子の王将に行くと聞けるよ。

【MSX】イーガー皇帝の逆襲 1周目攻略

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。