インテルMFエステバン・カンビアッソが、『インテル・チャンネル』で「僕が関心あるのは、チームがうまくいくかどうかだけだ。個人的なパフォーマンスは二の次だね」と話している。カンビアッソをキャプテンに望む声もあるが、同選手は次のように語った。

「多くの人がそうやって言ってくれるのは誇らしいことだけど、僕は自分がハビエル(・サネッティ)より先に、もしくは一緒に引退することになると思っている。だから、難しいことだろうね」

一方、今シーズンのインテルの目標について、カンビアッソはこのように続けている。

「大事なのはこのチームのいつもの歩みを取り戻すことだ。今の僕らは正しい道を進んでいると思う。4試合連続で結果を出せたことで、続けていくための士気につながっている。チャンピオンズリーグではすでにグループ首位での決勝トーナメントを決めた。これは大きいよ。それに、リーグ戦でもいくつか結果を出している。今は継続性が必要だ」

「勝利への飢えということに関して、インテルのようなチームがほかのチームよりハングリーじゃないなんて言うことはできない。インテルの選手、勝利を手にしたスポーツマンが、ほかの人よりもハングリーじゃないなんて考えるなら、ロジャー・フェデラーやラファエル・ナダル、マイケル・ジョーダン、フィル・ジャクソンといった人たちがあれだけ勝てた理由を説明できないだろう。ウサイン・ボルトだって、(飢えがないなら)もう走っていないはずじゃないか。勝利の味を知っている勝者というのは、決して諦めないものなんだよ」