部下のヤル気を引き出す4つの方法

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 部下のやる気をいかに引き出すか。これは管理職の永遠のテーマです。
 優秀なメンバーがそろっている組織でも、彼らのやる気を引き出して、同じ方向を向かせることができなければ、力を発揮することはできません。また、個々の能力はそれほど高くなくても、うまく彼らをまとめることができれば、組織としての力は思いがけないほど大きくなったりもします。
 では、上手に部下の能力を引き出すにはどうすればいいのでしょうか。
 今回は『経営が今!やるべきこと』(榎本計介/著、明日香出版社/刊)より紹介します。

■弱みではなく、強みを見る
 目下の人と働いていると、ついその人の弱いところを指摘してしまいがちですが、モチベーションを高めるという意味では、弱いところよりも長所を見るようにした方がいいでしょう。各人が長所を伸ばしていき、それぞれの長所を束ねることで組織は強くなります。

■やる気の源を知る
 人は皆、何によってやる気を出すかが異なります。
 出世がモチベーションになる人もいれば、仲間から評価されることにやりがいを見出す人もいますし、家族のためだと思えばがんばれるという人もいるでしょう。
 それぞれのやる気の源を知り、それぞれに合った接し方をすることは、マネジメントする立場の人間として不可欠だといえます。

■評価のルールを明確に定める
 どんな組織も、各人を何らかの物差しで評価しなければいけません。
 メンバーに同じ方向を向かせるためにも、その組織ではどんなことが評価されるのかを明確にし、メンバーが自分の成果を自分で確認できるようにしておく必要があります。

■「負ける技術」で部下を伸ばす
 上司として部下にデキるところを見せたい、というのは当然の心情ですが、時には部下に「負けて」あげることで、部下のやる気を引き出すことができます。
 たとえば、コンビニで弁当を仕入れる時、部下に「いくつくらい売れると思う?」と尋ね、部下が「20個くらいだと思います」と答えたとします。
 この時、店長は部下の意見をもっともだと思いながらも「30個くらい売れるんじゃないか?」と、わざと間違えてみます。それに対して部下が「30個は多くないですか?」と反論したら、「そうか。じゃあお前の思う通りにやってみろ」と言ってみます。
 結果的に部下の意見が正しかったことになり、その部下は大きな自信を得るはずです。
 「負ける技術」を上手に使うことも上手にマネジメントするコツです。

 部下の長所を認め、能力を最大限に引き出すことは、マネジメントに携わる人の多くが直面する問題がですが、同時にこの仕事の醍醐味でもあります。
 マネジメント上手な管理者を目指しているという人は、まずは自分の部下たちを細かく観察してみることから始めてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部/山田洋介)


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