韓国ソウルの竜山駅前に建設が進められている高層ビルの高さが、当初の100階建ての500メートルから、111階建ての620メートルに変更されることが明らかになった。施工会社の竜山駅勢圏開発株式会社が28日、発表した。韓国メディアは「世界で3番目に高いビル」と相次いで報じた。

 高さの変更は、韓国鉄道公社のコレイルから韓国鉄道111周年を迎えて111階建てに変更するよう要請があったという。2013年に着工し、16年ごろの完成が予定されており、完成すればアラブ首長国連邦ドバイにあるブルジュ・ハリファ(828メートル)と中国が建設中の上海中心(632メートル)に次ぐ世界3番目の高さとなる。

 ビルの名称も当初のランドマークから111階を意味する「トリプル・ワン」に変更。「トリプル・ワン」の設計者はフランスのフランスポンピドゥセンターを設計したイタリアの建築家のレンゾ・ピアノ氏。2012年第1四半期(1月−3月)に設計が完了する予定で、準備ができ次第ソウル市に建築許可を申請するという。

 当初ソウル市の許可を得て150階建ての665メートルが計画されていたが、グローバル金融危機以後500メートルに変更した経緯があり、11階分の増築など開発計画の変更は特に問題にならないとのこと。増築予定の部分には屋上庭園と展望台、レストランなどが入る予定となっている。

 工事費用の多少の変動は問題がないと見込まれている。「トリプル・ワン」の建設は竜山駅周辺開発事業の一つで、同ビルの延べ床面積を増やした分、ほかの建物の面積を削減することによって、工事費用にも大きな変動がないとの見通しを示した。(編集担当:金志秀)