中国東方航空の旅客機が28日、日本・関西国際空港で管制官の許可を得ないまま離陸し、航空法抵触の疑いがかけられたことを香港メディア・鳳凰網が伝えた。

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 中国東方航空の旅客機が28日、日本・関西国際空港で管制官の許可を得ないまま離陸し、航空法抵触の疑いがかけられたことを香港メディア・鳳凰網が伝えた。

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 記事は、乗客乗員245名を乗せたA330型の東方航空516便が28日午後1時45分ごろ、滑走路上で待機するようにとの同空港管制官の指示があったにもかかわらず滑走路を進行、管制官の停止要求を無視してそのまま離陸したと紹介した。

 また、同機の前後に十分な間隔が保たれていたために安全上の問題は発生しなかったものの、航空法に違反した可能性があり調査を実施するという国土交通省のコメントを伝えた。

 鳳凰網のコメント欄には「管制官の指示を聞かないのは上官の命令を聞かない兵士と同じ。厳しく処罰すべき」という意見のほか、「国内では慣れっこ」「列に割り込むのは習慣」「機長は日本語が分からなかったのだろう」など皮肉めいたコメントが寄せられた。(編集担当:柳川俊之)