先日の「スター☆ドラフト会議」で、ポスト相田みつをと呼ばれるギャル詩人・赤堀晴佳が登場し、注目を集めました。見た目の派手さはさておき、「おこよりも笑ってる方が周りもはぴはぴするぉあげな時って笑ってるじゃん」「子供の笑顔にかまちょかまちょ1点だけを見ちゃサゲだお」といった、ギャル語をちりばめた詩のなかに、繊細な思いが込められた優しい詩にオファーが殺到しました。 俳優の西田敏行も大絶賛。見た目の先入観を覆す、見事なプレゼンでした。
 


 「ギャルは見た目ではなく、マインドである」

 広告代理店・電通の「ギャル」を研究するチーム「ギャルラボ」では、様々な研究の結果、「ギャルは見た目ではなく、マインドである」という答えを導き出し、書籍『パギャル消費』のなかで紹介しています。

 ギャルというと「ヤマンバ」「着ぐるみ」「マルキュー(109)系ファッション」といった見た目のイメージが強くないでしょうか? しかし、今や「ギャル」は、それだけではとらえきれないようです。

 昨今、「つけまつげ」や「カラコン」、そして「クルマ」まで、「ギャルマインド」を刺激する商品が、女子の間でヒット。そして、その主役となっているのが、見た目はギャルとは思えない「ギャルマインド」を持つ女性なのです。「つけまつげ」や「カラコン」は、赤文字系といわれる一般女性誌が特集を組むほどに普及。普通のOLが会社につけまつげをしていくのも当たり前となっています。少し前では考えられなかったことです。同書では、「ギャルマインド」を持つ女性たちを「パギャル」(半端なギャル)と称しています。

 また、ギャルたちには、「心(ラブ)」「技(デコ)」「体(ガッツ)」の3つの共通点があるといいます。「ラブ」は、相手の心に対する共感。「泣ける」「わかった」という言葉で表現され、ブログなどを通じてお互いの心境を語り合うもの。次に「デコ」は、キラキラ・デコデコしたものが好きで、自分で工夫することでカワイイを作ることに喜びを感じること。アイメークを念入りにしたり、安い服を組み合わせておしゃれを演出するといったものです。最後の「ガッツ」は、イベントや祭りを好み、友達や地元のコミュニティを大事にする傾向です。

 ギャルラボでは、この3つに当てはまる条件を10項目ずつ、計30項目を設定し調査。「ラブ」「デコ」「ガッツ」それぞれ4項目以上あてはまる人を「真ギャル(真性のギャル)」とし、それぞれ1項目以上当てはまる人を「パギャル(半端なギャル)」としました。

 2011年に、18 歳から34 歳までの女性800人を対象にアンケートを実施した結果、「真ギャル」が12.3%、「パギャル」が55.5%となり、約7割が「ギャル」であることが判明。これを人口ボリュームに当てはめると、18 歳から34 歳までの女性1247 万人(総務省統計局調べ、2009 年10 月1 日時点)のうち、ギャルが845 万人となりました。 さらに別の調査では、ギャルマインドを持つ女性は若い世代だけではなく、40代にもギャルが1、2割存在していることがわかりました。「思っていたよりも多い」そう思った人も多いのではないでしょうか。

 下記がその時の調査内容です。女性の約7割がギャルであるという調査結果が出ています。あなたはギャル? それとも?

■心(ラブ)
・ギャルを尊敬している
・流行は自分で生み出す
・ブログで恋愛を赤裸々に語る
・トラウマ克服の話に共感する
・熱いハートで何だってできる
・本音トークが好き
・泣ける歌詞が好き
・強い絆で結ばれた仲間がいる
・地元が好き
・祖父母を大切にする(した)

■技(デコ)
・渋谷109の服はかわいい
・金髪に近い髪色にしていた
・つけまつげを使う
・キラキラ・デコデコ好き
・ミニスカ・ショーパンで脚見せ
・アイメイクが念入りだ
・不細工も努力でかわいくなる
・安い服をセンスよく見せる
・雑誌でヘアスタイルやヘアアレンジをチェックする
・絵文字やデコメを多用する

■体(ガッツ)
・周囲を笑わせる、驚かせる
・毎年、花火・祭りで浴衣を着る
・ドンキ、安売り店によく行く
・食べ物・飲み物は安さと量で選ぶ
・衝動買いをよくする
・カラオケによく行く
・男っぽい言葉遣いをする
・男勝りで負けず嫌いだ
・勉強はできないがかわいがられた
・地元の友達とよく遊ぶ



『女子の7割が「ギャル」だった?』
 著者:
 出版社:日経BP社
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