インテルは22日のチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第5節で、トラブゾンスポルと敵地で対戦する。20日夜に現地入りしたインテルの目標が、最終節を残して決勝トーナメント進出を決める事なのは明白だ。

インテルはサン・シーロでのグループリーグ開幕戦で、トラブゾンスポルに0−1とまさかの敗北を喫している。リベンジを目指すクラウディオ・ラニエリ監督は、簡単な試合になるとは考えていない。指揮官は前日会見で、「トラブゾンスポルは気迫あふれるプレーをしてくると思う。だが、我々も明日でグループリーグ突破を決めたい」とコメント。トルコ到着時に歓迎された同監督は、次のように続けている。

「彼らのサポーターには感謝している。空港ではマフラーや花で出迎えてくれた。驚いたよ。もちろん、ピッチでは別になるが、感謝したい。明日の相手は、リール戦で負けていたところを追いついたチームだ。プレーの仕方を知っており、まとまっていて、観客のサポートもある」

ここまでのCLでのターニングポイントとなったのは、トラブゾンスポルに敗れてから迎えたCSKAモスワクとのアウェーゲームでの勝利だ。

「私が就任したときは、CLでの状況を挽回しなければいけなかった。部分的にそれができたね。まだ何も獲得したわけではない。だが、何かしらはできたはずだ。モスクワから始まった道のりを続ける必要がある。ただ、しっかりと注意しなければいけない」

負傷で離脱したMFヴェスレイ・スナイデルについては、このように話している。

「残念だ。代表戦のことで気分を害してはいないよ。彼はふくらはぎに少し問題を抱えていたが、代表戦に出ることを望んだ。代表でのケガに関する補償があれば、選手をピッチへ送り出す前に、ドクターたちも考えるかもしれないね」

一方で、ラニエリ監督は国内の状況についても言及。判定ミスについて、次のように語った。

「適切なバランスを欠いているね。どうして、我々に関することだと、我々の問題になるんだろうか。ほかのチームにとって不利なことがあると、リーグ戦がでたらめだとか言われる。バランスがないよ。ミスはミスだ。土曜のこと(カリアリ戦での判定ミス)については、あくまでスポーツ上のこととして、おそらくは幸運の風向きが変わった兆しだととらえている」

また、ユヴェントスが首位に立っていることについては、このようにコメントしている。

「彼らが首位に立つことは予想できた。多くを変えたチームであり、欧州カップ戦に出場していないから、1週間をとおして練習できる。最後まで来るだろうね」