ビジネスシーンの実戦に大いに活用できる脳科学からの視点によるスキルアップのためのテクニック!

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世間でビジネスのノウハウ本が多数あふれていますが、皆さんは何を参考にされているでしょうか?

私はシステム管理や恋愛科学カウンセラーとしてのキャリアは10年ほどありますが、所属会社から独立した個人会社を経営する法人としての社会貢献はまだまだ浅いほうです。一度凝り固まったビジネスへの固定概念を取り払い、時代のニーズに沿う分野を学ぶため、仕事をしながら夜間ではなく昼間に通うことができる経営学部がある大学に入学しました。その大学で仕事と両立させながらマーケティング学やビジネス心理学を学んで参りましたが、学べば学ぶほど「もっと学びたい」という欲が出ると同時に、自分の力不足を痛感した次第です。

やはりビジネスの世界は恋愛と同じで経験し、実戦しないことにはわからないことがたくさんあるからです。また、動くのは機械ではなく生身の人間です。心とカラダのバランスが上手に保てていないとビジネスもなかなか思うように進みません。ならば、人間の身体の仕組みから紐解けば、何かビジネススキルアップのためのコツがわかるのではないか?

今回はそんな疑問に応えるべくビジネスシーンの実戦に大いに活用できる脳科学からの視点によるスキルアップのためのテクニックを調べてみました。

受験界では名の知れた研究家で東大の文系の経済学部と理系の医学部へ2回合格し、ビジネスマンとして10年のキャリア歴もある医学博士の福田一成氏のビジネススキルアップテクニックを、ほんの一角ではありますが、私からの見解も交えてご紹介していきましょう。

■年功序列から能力主義となったビジネス界

ビジネス実務総論には、こう記されています。

「一昔前までの日本は自分以外のものに依存し、所属していれば定年という時期までその企業組織に所属することによって、自己の存在を確認することができた。それによってある程度は自己実現を図ることができたのだ」

ですが、現代は従来の「年功序列制」や「終身雇用制」がなくなりつつある世代です。自由である半面、個々が選択する能力と責任が問われる「能力主義」の時代へ移行しています。職務も男女の性別問わず細分化していますし、資格を取得しようとする人も増えています。

また、若い世代は、国や行政の社会問題に焦点を当て、時代のニーズに応えつつビジネスを用いてそれらを解決することを目指す「ソーシャルベンチャー」が主流でしょう。専門学校や大学在学中に研究し行う者が学校側の支援により増えています。

■実戦+脳科学に基づいたテクニックで仕事をサクサクこなせる?

一方で即実践できる能力を求める現状は、ストレスなどもたまりやすい状況となっています。ですが、実戦にプラスして脳科学的根拠に基づいたビジネスシーンを上手に渡り歩くためのテクニックを持ち得れば、効率よく仕事がはかどるかもしれません。

◎今や常識!? ストレスは脳を滅ぼす!

ストレスを受けると、前頭葉や海馬の神経細胞は死滅してしまうことが脳科学より解明されています。

ストレスを受ける → 脳下垂体からACTHホルモンが分泌 → 副腎に作用し、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌される → 海馬などの神経細胞と結合すると、神経細胞の機能が低下 → 最終的に死滅する

【テクニック】:ストレスを受けても気にないようにしましょう。

≪見解≫:決して無責任になれとは申しませんが、仕事での失敗やダメージをいつまでも必要以上くよくよ考えすぎても良くありません。次へのステップにつなげるためにも、ストレスを踏み台にし、ときに気にしすぎないのもひとつの方法でしょう。

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◎思いっきり気分が落ち込んだら意識してセロトニンを出す!

セロトニン・・・感情を安定化させ、不安をなくし、元気を出させる作用をするホルモン。

【テクニック】:「運度」と充分な「睡眠」と「プラス(ポジティブ)思考」の3つを行いましょう。10分のウォーキングで血中セロトニンが10%増加します。プラス(ポジティブ)思考はドーパミンとセロトニンが増え、元気になります。他、日光を浴びたり、笑顔を増やことも有効的。

≪見解≫:セロトニンの重要性については私も今までさまざまな角度から述べてきましたが、やはり一番大切なのは、自分のアラ探しをしないことでしょう。人の本質は「ないものねだり」ですから、生きていれば他に目移りしてしまうのが自然です。ですが、それとて自分への自己愛がそうさせています。それほど自分のことを自分で守ろうとしている意思の強さがあるんだということを自分で自覚し、素直に明るく自分を愛していくことが健全なる人の生き方でしょう。

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◎救いの神! アルファ波を出すとヒラメキやすくなる!

精神的にリラックスしている状態にこそ脳は一番ヒラメキやすくなります。

脳波・・・1929年ドイツのベルガーによって発見される
[アルファ波] リラック時に発生 ヒラメキや勘が鋭くなる  周波数:8〜13ヘルツ
[ベータ波]  ストレスを受けたり緊張している時に発生  周波数:14ヘルツ
[デルタ波]  レム睡眠時に発生              周波数:1〜3ヘルツ
[シータ波]  寝入りばなのうとうとした時に発生     周波数:4〜7ヘルツ

【テクニック】:リラックスする時間を設ける。強制的に出すには「F分の1のゆらぎ」と呼ばれる旋律のズレを奏でるCDなどを聴くといい。

※「F分の1ゆらぎ」例・・・心臓の心拍の間隔、ろうそくの炎の揺れ、小川のせせらぐ音、目の動き、木漏れ日、電車の揺れ、蛍の光り方、ネットワークの情報流など

≪見解≫:電車に乗っていたり小川のせせらぎや木漏れ日の中にいるとついウトウトと眠くなるのは、このアルファ波に同調した「F分の1のゆらぎ」を感じていたからです。休日に海や山などの自然を感じられるところにゆっくりと出かけるのもひとつの方法ですね。

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◎ムカッ!とくる怒りは「旧脳」ではなく「新脳」で対処する!

(例)ある日、仕事中に部下や同僚がミスしたり、得意先でトラブルが発生して「ムカッ」とした

× 感情に任せそのまま「怒り」を爆発させる → 旧脳(扁藤桃体)による反応
○ 理性的な判断により冷静に「叱り」諭す  → 新脳(前頭葉)による反応

【テクニック】:怒りの感情が爆発しそうなときは、数秒〜数分じっとこらえ、新脳からの理性的な判断が下るまで待ちましょう。また、人に対して「人格」を叱るのではなく、物事に対して「ミスやトラブルの内容や原因」を分析した上で叱りましょう。

≪見解≫:怒りの感情は女性より男性のほうが咄嗟の抑えがきかない場合が多く、テストステロンの数値が上昇したときは、物事の分別がつかなくなり、判断力も鈍ります。日頃から男女性別に限らずカッ! となりやすい人は、自分が怒ったときの対処法やコントロールする術を覚えて置きましょう。
(荒牧佳代)

後編に続きます。