人気アプリ「朗読少女」イベントでノベライズ&コミカライズを発表

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 日本最大の古本市が行われている神田神保町の三省堂書店で10月30日、iPhone対応読書エンターテインメントアプリ「朗読少女」のイベントが行われた。
 このイベントは、「朗読少女」ファン約50人を会場に招き、乙葉しおり役の声優・ささきのぞみさんがパーソナリティを努めるラジオ番組「朗読少女RADIO(仮)」の公開録音という形で開催された。なお、イベントの様子はiPhoneアプリ「朗読少女」内で後日、配信される予定。

 イベントは2部構成で進行。第1部はささきのぞみさんによる『源氏物語』から「桐壺」の章、そしてライトノベル『バカとテストと召喚獣』の朗読が行われた。特に『バカとテストと召喚獣』では3人のキャラクターを、声色を変えてキャラクターになって演じるささきさんに客席は聞き入り、朗読が終わると拍手喝采が贈られた。

 第1部の朗読が終わると、サプライズとして「朗読少女」70万ダウンロード突破、そして「朗読少女」のノベライズ&コミカライズが発表された。ノベライズは作家、エッセイストとして活躍中の中村うさぎさんが担当するという。
 ノベライズとコミカライズについて、掲載される予定の『電撃G’s magazine』(ノベライズ、アスキー・メディアワークス/刊)と『電撃コミック ジャパン』(コミカライズ、アスキー・メディアワークス/刊)の各編集長がイベント内で挨拶。連載開始時期について、ノベライズ版は1月末発売の2012年3月号から、コミカライズ版は同じ頃を予定しており、詳細が決まり次第ウェブサイトなどで発表するという。

 第2部では「ささきのぞみの朗読少女RADIO(仮)公開録音」として、ささきのぞみさんがメインパーソナリティーとなってコーナーを展開。ゲストコーナーにはノベライズ版を担当する中村うさぎさんが登場し、小説版「朗読少女」を執筆することになった経緯や、作品の登場人物誕生秘話などが語られた。
 小説版「朗読少女」は乙葉しおりではなく、男の子の新キャラが主人公に据えられているが、これについて中村さんは「もともと男の子主人公の一人称が得意なんですよ。男の子のキャラのほうが動いてくれますし、しおりちゃんは大人しいですから」と説明。乙葉しおりというキャラクターについては、「しおりちゃんはすごく大人しい女の子。私の中に1ミクロンもない(笑)」と語った。さらに、現在執筆中だという小説版の一部が、乙葉しおりの朗読という形で公開された。
 ほかにも、ささきさんが巫女に扮し、客席から募った悩みに答えておみくじをひき、運勢を占うお悩み相談のコーナーや、ささきさんが透過スクリーンに映し出されたしおりちゃんの悩みを聞く「ささきのぞみ先生の何でも相談室」で客席を沸かせた。

 イベント終了後、取材に対してささきさんは「うさぎ先生をはじめ、スタッフの方々、客席のみなさま、みんなとてもあたたかくて、あっという間でした」と感想を述べた。
 また、中村うさぎさんは小説版について「ファンの方が好きな『朗読少女』の世界を壊さずに、そこにはない動きみたいなものをつけていかなければいけないと思っています。舞台となる朗読クラブは大人しいクラブ、静動でいえば“静”の世界に、躍動する感じで話を動かせていくことができれば小説の中の世界は広がると思って書いています」と語った。
 客席との掛け合いなども巻き起こり、大盛況だった公開録音イベント。第2回はあるのか?それは、ファンの声次第だ。

 なお、この「ささきのぞみの朗読少女RADIO(仮)公開録音」は本日より、インターネットラジオポータルサイト「響 -HiBiKi Radio Station」内で配信されている。
(新刊JP編集部)


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