この顔にも慣れてきた?? 現役続行を懸けてカン・リー戦に臨むヴァンダレイ・シウバ

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19日(土・現地時間)にサンノゼhpパビリオンで行われるUFC139「Shogun vs Henderson」。セミファイナルには、現役生活続行に後がなくなったヴァンダレイ・シウバが出場する。対戦相手は元ストライクフォース世界ミドル級王者カン・リーだ。

7月2日のクリス・レーベン戦で27秒TKO負けを喫したヴァンダレイ、これで07年12月のUFC参戦以来の戦績は2勝4敗、2つのKO負けとなっている。誰もが認める旺盛なファイティングスピリットを武器に戦い続けてきたヴァンダレイだが、既にキャリアは47戦を越え、明らかにダメージが蓄積していることは明らかだ。

10月29日に行われたUFC137でロイ・ネルソンに敗れたかつてのライバル、ミルコ・クロコップが現役を退く発言をしたが、ヴァンダレイも今後の進退が懸かった一戦に挑む。その対戦相手はカン・リー、当大会の開催地サンノゼ在住の人気者だ。

カン・リーの人気は単なるご当地ファイターの域を凌駕しており、ベイエリアに多いヴェトナム系住民の英雄といっても過言でない。年齢はヴァンダレイよりも4歳年長の39歳。高校時代にレスリングで結果を残し、その後は散打の世界王者、K-1USA出場、さらにロシアの投げ有りキック=ドラッカでは、日本の港太郎をKOするなど立ち技の世界でプロ戦績17勝無敗を誇る。

その独特のフォームからサイドキックやスピニングバックキックなど蹴り技を多用する一方で、KOパンチを持つカン・リー。MMAでは7勝1敗と、そのキャリアはヴァンダレイとは比較にならないほど少ない。対戦相手もいわゆる手の合う相手が多く、全ての試合が今大会の会場=hpパビリオンで行われている。いわば究極の内弁慶、プロテクト・ファイターということができる。

ただし、その理由はカン・リーにとってMMAはいわばパートジョブで、本職は今やアクション俳優といっても良いぐらい映画撮影で多忙を極めているからだ。昨年公開されたTekkenのマーシャル・ロー役以降、来年公開分を含めると既に6作品の撮影を終えている。今回、銀幕から1年5カ月振りにMMAに戻ってきたカン・リーのUFCデビュー戦は、世界チャンピオンを頂点とした戦いのトラックとは別ベクトルで楽しみな一戦といえる。
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