安眠・快眠とは程遠い・・・日本人の睡眠事情

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第一線で活躍するビジネスマンにとって、健康管理は怠ってはいけない最も大切なこと。食事面や運動に気を遣っている方は多いだろうが、やはり健康のために一番大切にしなければならないのは睡眠である。とある企業の調査によると、日本人の平均睡眠時間は6.4時間と、調査対象17カ国のうち最短。いやはや私たち日本人は本当に働き者だ、と感心している場合ではない。

いくら多忙とはいえ、睡眠不足は健康にはもちろんのこと、社会生活にも多大な影響を及ぼすので注意が必要だ。注意力や判断力の欠如、疲労感や精神の不安定、吐き気に片頭痛、ホルモンバランスや自律神経が崩れることによる免疫力の低下……。これらは全て睡眠不足が原因で起こり得ること。こうして並べてみれば、睡眠がいかに大切か、お分かりいただけるだろう。

ここで睡眠について少しお勉強を。人間が眠りにつくためには、「メラトニン」というホルモンが必要。脈拍、体温、血圧を低下させることによって睡眠と覚醒のリズムを上手に調整し、自然な眠りを誘う作用があり、太陽の光が目に入ってから15時間前後経過しないと分泌されないという性質をもつ“睡眠ホルモン”である。そしてこの睡眠ホルモンを分泌するように指示するのが「セロトニン」という神経伝達物質。ノルアドレナリン、ドーパミンといった興奮作用をもつ神経伝達物質の暴走を抑え、心のバランスを整える作用をもつものである。

つまり眠るためにはセロトニンが必要だということ。そしてセロトニンが不足してしまうと、寝付きが悪くなり、睡眠障害をわずらってしまうことがあるのだ。その主たる原因は、過度なコンピュータ操作、テレビやゲーム漬けの毎日、運動不足、昼夜逆転の生活リズムなどといった不規則な生活……。ドキッとした方、ご用心。そう、現代の日本人のライフスタイルは、睡眠障害に陥りやすい要因がたくさんあるのだ。

みなさん、忙しい毎日を過ごされていることだろう。しかし睡眠不足が原因で、病気になってしまっては元も子もない。ここはひとつ、規則正しい生活を心がけて、良質な睡眠をしっかりと取ることをおススメしよう。実は最近ではサプリメントによってセロトニンの活動を増やす方法もあるようだ。そんな手助けも借りつつ、健康に働ける身体をぜひとも手に入れよう。

■眠りが変わると人生が変わる「光風霽月(こうふうせいげつ)