マンチェスター・シティは苛立ちとともに彼を待っていたはずだ。だが、14日にFWカルロス・テベスはキャリントンの練習場に現れず、彼はその代わりに医者の診断書を送った。心身ともにイングランドへ戻るだけのコンディションにないことを示す診断書だ。

クラブの許可を得ずにアルゼンチンへ帰国したテベスは、うつ病だとも言われている。同選手の代理人たちは正式に認めていないが、否定もしていない。テベスが病気ではないかという知らせは、彼の友人が『ツイッター』を通じて明かしたものだ。

この状況で思い出されるのが、昨夏マンCからの移籍が実現せず、テベスが摂食障害で入院したと認めたときのことだ。クラブのスポークスマンは、「カルロスはアルゼンチンに残る。この件に関してこれ以上のコメントはない」と話している。

つまり、マンCはテベスがマンチェスターへ戻ってくるのか、いつ戻ってくるかを知らないということだ。同選手の弁護士もまた、同じように確実なことは知らないようだ。弁護士たちは週末を通じ、解決策を見つけるべく、クラブの首脳陣たちと話し合いの場を持った(キア・ジョオラビシアン氏も参加)。代理人たちはテベスに対する規律処分手続きはないと主張している。

いずれにしても、英紙『デイリー・スター』によれば、ロベルト・マンチーニ監督が先日、テベスの件をオーナーに話すためにアブダビへと向かったそうだ。テベスは9月から試合に出ておらず、数週間前からやるべきトレーニングをしていない。そのため、同選手を本来の半額で安売りしなければいけない危険がますます具体的になってきているからだ。