アジア最終予選に向け、日本代表の課題は?
11日に行なわれたタジキスタン戦を4-0で勝利し、W杯アジア最終予選に駒を進めた日本代表。しかし15日の北朝鮮戦ではMF遠藤保仁やMF香川真司ら主力を温存、かつ異様な雰囲気でのアウエー戦だったとはいえ、0-1で敗れた。アルベルト・ザッケローニ監督が就任以来守ってきた無敗記録も、16で途切れてしまった。
試合内容についても、課題が山積み。遠藤不在のMF陣は人工芝のピッチに苦しみ思うようなパス回しができず、香川や本田圭佑不在の攻撃陣は最後まで沈黙を強いられた。主力不在とはいえ、相手は3次予選で敗退した北朝鮮。最終予選では同レベル以上の相手と当たること、その際に主力を揃えられるとは限らないことを考えると一抹の不安が残る。
■試合後、主力選手達のコメント
・長谷部誠「最後は戦術どうこうっていう感じじゃなかった」
・ハーフナー・マイク「自分のプレーを出せないと意味がない」
・試合後の駒野「雰囲気にのみ込まれた」、伊野波「攻撃の形はつくれなかった」
SoccerJournal参加ブロガーの北朝鮮戦評にも、厳しい言葉が並ぶ。Blog版「蹴閑ガゼッタ」の小林遼次さんは、「『特別な一戦だが、たかが一戦』ブラジルW杯アジア3次予選 グループC 北朝鮮-日本」において、ザッケローニ監督のスタメン選考に一定の理解を示しつつも以下のように語る。
北朝鮮では公式戦で初めて3-4-3のシステムが導入されたが、うまく機能しなかった。『オシムの伝言』公式ブログの千田善さんは、「日本、UFWC(非公式サッカー世界王者)タイトルを失う」において次のようにコメントしている。
また、試合前の記事となるが、ラモス瑠偉さんは「ラモス瑠偉のふざけないで真面目にやれ!」にて以下のように懸念していた。
システムは選手に依存し、そして選手の応用力を活かせるシステムは「4-2-3-1が一番」と喝破している。3-4-3システム変更後も日本は完全に主導権を奪い返せたわけではなく、得点機は作ったものの無得点に終わった。千田さんの指摘するとおり、中村憲剛を下げてまでシステム変更をすべきだったか、疑問が残るところだ。
■その他、関連リンク
・[フォト]日本代表vsタジキスタン代表
・[現地レポ]遠いようで近い日本代表の北朝鮮への道
■livedoorリサーチ
■あなたのオピニオンは?
試合内容についても、課題が山積み。遠藤不在のMF陣は人工芝のピッチに苦しみ思うようなパス回しができず、香川や本田圭佑不在の攻撃陣は最後まで沈黙を強いられた。主力不在とはいえ、相手は3次予選で敗退した北朝鮮。最終予選では同レベル以上の相手と当たること、その際に主力を揃えられるとは限らないことを考えると一抹の不安が残る。
・長谷部誠「最後は戦術どうこうっていう感じじゃなかった」
・ハーフナー・マイク「自分のプレーを出せないと意味がない」
・試合後の駒野「雰囲気にのみ込まれた」、伊野波「攻撃の形はつくれなかった」
SoccerJournal参加ブロガーの北朝鮮戦評にも、厳しい言葉が並ぶ。Blog版「蹴閑ガゼッタ」の小林遼次さんは、「『特別な一戦だが、たかが一戦』ブラジルW杯アジア3次予選 グループC 北朝鮮-日本」において、ザッケローニ監督のスタメン選考に一定の理解を示しつつも以下のように語る。
逆にDF陣については今野以外は言い訳の仕様が無かったね。守備での1対1で勝てなかったことはもちろん、遠藤不在時はCBからのビルドアップが必須であり、今回もそういう場面が全く作れなかったのは寂しい限り。そろそろ、U-22以下の世代からのピックアップを検討しなければならない時期なのかもしれない。
北朝鮮では公式戦で初めて3-4-3のシステムが導入されたが、うまく機能しなかった。『オシムの伝言』公式ブログの千田善さんは、「日本、UFWC(非公式サッカー世界王者)タイトルを失う」において次のようにコメントしている。
ウッチーを入れるのはわかるけど、なんで、憲剛をさげちゃうの??? それでは、いくら「3−4−3は攻撃的」といっても、説得力がない。
また、試合前の記事となるが、ラモス瑠偉さんは「ラモス瑠偉のふざけないで真面目にやれ!」にて以下のように懸念していた。
R:システムは柔軟じゃないといけないんです。「4-3-3」でやっていても、相手が上がってきたらサイドのFWが下がってマークしなければならない場面では「4-4-2」になっているわけですし、他のシステムでも同じように頭を使いながらプレーしなければならない。あまり数に焦点を当てすぎた議論というのは意味がないんです。選手の応用力が大事になってくるのだから。その応用力を生かせる日本代表のシステムとしては、今のところ「4-2-3-1」が一番いいと思いますけどね。
M:何より重要なのは考える力ということですね。
R:そういうことです。単純だったのは「3-5-2」ぐらいです。ところが不思議なことに、僕が現役のころ「4-4-2」はできても、簡単な「3-5-2」ができない選手というのがいました。日本代表クラスだったのにね。つまりシステムは選手に依存するんです。それを忘れちゃいけないでしょうね。
システムは選手に依存し、そして選手の応用力を活かせるシステムは「4-2-3-1が一番」と喝破している。3-4-3システム変更後も日本は完全に主導権を奪い返せたわけではなく、得点機は作ったものの無得点に終わった。千田さんの指摘するとおり、中村憲剛を下げてまでシステム変更をすべきだったか、疑問が残るところだ。
■その他、関連リンク
・[フォト]日本代表vsタジキスタン代表
・[現地レポ]遠いようで近い日本代表の北朝鮮への道
■livedoorリサーチ
■あなたのオピニオンは?
サッカージャーナル編集部によるオリジナル記事。インタビューや特別起稿など、ここでしか読めない情報をお届けします。