111110NEWSip01.jpg東京の秋は、デザインの秋。先週は、TOKYO DESINER WEEKDESIGN TIDE TOKYOなどのイベントが開催されていました。

このようなイベントで、さまざまなプロダクトを見ると、デザインのチカラはすごいと感じます。素材そのもののパワーは小さくても、デザインを加えることで一転して魅力的な製品になる。デザインには“変身させる”チカラがあるんですね。

今回ご紹介するのも、そんなデザインのチカラを感じさせるモノたち。デザイナーの酒井俊彦氏が立ち上げたプロジェクトsample』から生まれた製品です。『sample』のコンセプトは「少しいいこと+プロダクト」。たとえば、そのままでは廃棄されてしまう素材で新しい製品をつくったり、伝統的な技法を持つ工場に安定的に仕事を発注する……など。

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一番上の写真は、使われなくなった国産高級車用シートレザーでつくられた、iPad と iPhone用のケース。デザイナーは、ひびのこづえさん。廃棄もしくは燃料になってしまうシート用の革が、こんなにキュートなケースに生まれ変わりました。黒はクマ、白はネズミ。可愛いですね!

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こちらは、iPadとiPhoneの充電用ケース&スタンド。集成材にする場合の1.2倍程度の値段で買い取った除伐材と、曲がった元玉(木の根元に近い部分)で作られています。充電用ケースは、内側にコードをきれいに収められるつくりになっています。四万十ひのきの上品な木目が、デザインと相まって端正な表情をつくり出しています。

いずれも、そのままでは廃棄されるなど、日の目を見ないで終わる素材が見事に製品として生まれ変わったモノたちばかり。問題意識をもったデザイナーのチカラで、日本のロハスなモノづくりの土台が徐々に厚く、しっかりとしたものになりつつある……そんな潮流を感じさせるプロダクトです。

[sample]

text by 川口章子(フリーランスエディター/ライター)
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kawaguchisyouko01.jpg出版社で企業広告のディレクター、読者マーケティングなどの仕事を経て独立。エコグッズ通販サイトのコラム執筆、ロハス系雑誌の創刊や編集に関わる。ほかに住宅、インテリア、育児などをテーマにした執筆も。


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