0001

写真拡大 (全16枚)

テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

〜ダーリンハニー吉川コラム「1番ショートが夢だった」その13〜

中学の頃にギターを弾き始めた。理由はもちろんモテたかったから。独学だったのであまり上手くはならなかったけれど、一応コードくらいは弾けるようになった。

バンドをやったりもしたけれど、最近はもっぱら気分転換したいときにギターを弾く。ネタや書きものに煮詰ったり、どうしてもセリフが覚えられない時にポロンとやるといい。糸がほどけるみたいに普通に戻れて、集中力が復活する。きっと指を動かしたり、音を聴いたりするのがいいのだと思う。


私のギター

実はこのギターには佐野元春さんのサインが入っている。僕は佐野元春さんの大ファンだ。想いを語り出すと8万字はいってしまうので割愛するが、10代の頃から今までずっと聴き続けている。

僕らがSONYからコントのDVDを出すことになり打ち合わせをしていると、たまたま同じビルに佐野さんがいた。「ご挨拶する?吉川くん?」と聞かれ、「当たり前じゃないですか」と会わせていただいた。ラッキーなことにその日はネタで使うためギターを持っていた。

あまりに緊張して何をしゃべったのかほとんど覚えていない。
唯一覚えているのは

吉川「初めて買った佐野さんのCDは『SWEET16』で、そのとき僕は16歳でした!」
佐野さん「ジャストだったんだね!」

という会話だけだ。もちろんギターにサインをしていただき、感涙しながら部屋を出た。大きく書いていただきたかったので、裏面に入れてもらった。


裏面には佐野元春さんのサイン入り

このギターでお気に入りの曲を弾く。ただレパートリーは少ない。弾くのは決まって佐野さん、エレカシ、サニーデイ・サービス、くるりなど。どれも10代後半から20代前半に覚えた歌ばかりだ。真剣に覚えたので指が動くから楽しいが、まったく進歩がない。逆に毎日弾くわけではないのでどんどこ下手になっている。覚えたコードも通り一辺倒だ。


Eはいける


Fだって


Bだっていける

「別のでも弾いてみるかね」と本を読んでみるともうだめだ。add9(アドナインス)やaug(オーギュメント)、dim(ディミニッシュ)あたりのコードが出てくると厳しい。押さえ方も複雑だし、なによりコードを調べているうちに歌が止まってしまう。


え、ここでaugかい


えーっとaugは…


やーめたやめた!

と相成る。気分転換、ストレス発散でやっているのに逆にストレスがたまってしまう。根気のなさは天下一品だ。

こうなったら気分転換用に新しくコードを作ってしまおう。

自分で作ったのだからすぐに押えられるだろうし、もしかしたらすごくいい音が鳴るコードを編み出せるかもしれない。

たとえばこんなのはどうだろう。


出発進行

威勢のいいコードだ。

これから始まるような、旅立ちの予感がする音が出たらいい。ただ想いとは裏腹に
ひたすら地獄みたいな音がした。


アロハ

ハワイアン風のコードである。小指で高音が押えられるので低い音と高い音が同時に鳴る。ワイキキビーチが浮かんでくるかと思いきや、ふたたび地獄みたいな音がした。


ブー

野球を見ていて敬遠のシーンが出てくるとブーイングしてしまうのはなぜだろう。「逃げるな―」みたいなことなんだろうか。でも「敬遠」というのはよく出来た言葉だと思う。尊敬して遠ざける。すごいバッターだから避ける感じがカッコいい。正岡子規が作った言葉だろうか。

でも押えてみたらブーではなく、普通にB♭の音がした。
押えている部位がB♭に近いからだと思う。


グワシ

指がつりそうになった。


あいててて


いいね

なにがいいのかまったくわからなかった。


カニさん

ちょっと疲れているのかなと思った。


弾く方の手まで使ってしまうと、概念が崩壊。




新しいコードに共通していたのは音がいまいちなこと。

そして次のコードにいきづらいこと。

だからだれもこうやって押えないのだ!
続きを読む

この記事の元ブログ: 新しいギターコードの押さえ方


最新の人気記事はコチラ
サラリーマンの為の「スト2」に学ぶアポイントメントの取り方
コーヒーショップで慌てない為のサイズ早見表
演歌タイトル早見表
もしも城が賃貸物件だったら
英語で喋りたくナイト
昔のアイドル文体を検証する
急ぎでお願い!会社で使える「ゆるふわ催促カード」