【関連記事】
ダルビッシュを徹底分析.1「2011年の結果と全球種割合」
ダルビッシュを徹底分析.2「カウント別の球種割合。決め球はやはり・・・」
・ダルビッシュを徹底分析.3「最大の武器スライダー。被打率・空振り率はチームトップ!」

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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さんから頂いております



<最大の武器スライダー。被打率・空振り率はチームトップ!>

ダルビッシュといえば「怪速球」をイメージする方が多いと思いますが、
何より素晴らしいのが「スライダー系」

スライダー系の被打率は群を抜く0.102。空振り率はチームトップの18.64%

下表は「日ハム投手陣の空振り率・ボール率・被打率」です。
また、「フォーク」に関しても同様に算出してみました。

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※「増井のスライダー」「中村勝のフォーク」は打数そのものが低いため参考外

ダルビッシュのフォークは140km半ばのSFF(スプリット)と、
130km前半のフォークを投げ分けている様なので、データも分けてみました。

他投手と比較しても、ダルビッシュのスライダーはケタが違うことを示しています
パリーグ投球回数100回以上対象者の中ではトップの奪三振率を誇るダルビッシュの生命線ですね。

【パリーグ 2011年奪三振率ランキング】※100回以上対象者
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※小数点の関係上、公式記録と微妙な誤差が生じている場合があります

そして、フォーク系の数値も素晴らしい。
ダルビッシュのフォーク系は多少ボールが多いのですが、
「被打率・空振り率」は素晴らしい数値となっています。

データから見ても、この「フォーク系」も決め球として使える威力を持ちますが、
フォーク系はダルビッシュ全投球の2.25%程度にしか過ぎません。
※関連記事→ダルビッシュを徹底分析.1「2011年の結果と全球種割合」

本人はインタビュー等でも「フォークはあまり好きではない」と公言していましたが、
ちょっともったいない気がしますよね・・・(苦笑)

それにしても・・・他球団はわかりませんが、
こうして見てみると日ハム投手陣はほとんど「フォーク」を使っているんですね。

<続く>