男子テニスのスイス室内で、世界ランク1位のジョコビッチに勝利して日本の錦織圭が6日、決勝で同4位のフェデラーと対戦した。試合は0−2の完敗に終わったが、中国メディア・新民網は錦織の活躍を「低迷するアジア男子テニス界の救世主に」と評した記事を掲載した。

 「天才」の異名を持つ錦織について、2008年に18歳でデルレイビーチ国際選手権を制したことで新星として脚光を浴びたものの、その後スランプや故障に悩まされて足踏み状態が続いたと紹介。しかし、準優勝した4月のヒューストンで「かつての天才の面影を見」せたのを皮切りに、9月のマレーシアと10月の上海マスターズでもベスト4に進出、日本男子テニス史上最高位の同30位にまで上昇したことを伝え、「今年に入って黄金が輝きだした」と称した。

 今大会でも準決勝に進んだ錦織は、同1位のジョコビッチと対戦。1セット目を取られ、2セット目も劣勢に立たされたところから「爆発」を見せ、日本人では初めて、アジアでは元世界ランク9位のスリチャパン(タイ)以来となる「世界1位に勝利」を達成した。

 決勝のフェデラ―戦では完敗を喫したものの、記事は「低迷して久しいアジア男子テニス界に新たな希望が見えた」「アジア男子テニス界の『救命草』だ」と評価した。そして「次の世界ランクではベスト25に入り、世界テニス界トップ選手の仲間入りを果たすだろう」と予測、「このまま上昇機運が続けば、錦織圭が12年シーズンで無視できない名前となることは間違いない」とした。(編集担当:柳川俊之)