テイクダウンがパンチに生きるか、ブラッド・ピケット

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5日(土・現地時間)にバーミンガムのLGアリーナで行われるUFC138「Leben vs Munoz」。2011年最初で最後のUFC英国大会は全10試合、出場20選手中8人が英国人ファイターで、PPVにはバンタム級のブラッド・ピケットとライト級のテリー・エティムという2人がラインナップに加わっている。

本来は5月のUFC130でオクタゴンデビューを飾る予定だったピケットだが、負傷によりミゲール・トーレス戦を欠場。彼の代わりにミゲールと戦い、判定勝ちを収めたデメトリウス・ジョンソンが世界王者ドミニク・クルーズへの挑戦権を手にしている。

そのデメトリウス・ジョンソンとは、昨年4月にWEC唯一のPPV大会で対決し、判定勝ちしているピケットが、母国でようやくUFC出場を果たし、ブラジルのヘナン・ベラォンと戦うことになった。

WECからメジャー通算3連勝中の名門ノバウニオンのベラォン、一方のピケットはメジャー3勝1敗で、ATT移籍後はワンパンチの異名とはまた違った、テイクダウンに強味を発揮するようになっている。途中でデメトリウスが負傷したとはいえ、あのスピードを抑え、テイクダウンも奪っているだけに、ノバの強豪柔術家をマットに這わすことは可能だろう。

とはいっても、彼の最大の武器はやはり、その拳になる。テイクダウン力が上がったことで、ベラォンがワキを差すことを重要視し、ガードが下がるようなことがあれば、ワンパンチで勝利する可能性もある。

もう一人のPPV出場ファイター=エティムは、昨年4月のアブダビ大会でハファエル・ドスアンジョスに判定負けを喫して以来、実に1年7カ月振りのファイトとなる。ドスアンジョス戦後、わき腹を負傷し長らく実戦から遠ざかっていたエティムの武器は、リバプールのムエタイアカデミーで培った打撃と、ブラジリアン柔術ではなくマルセーロ・ブリガード譲りのルタリーブリ系グラップリングにある。

裸のブラジリアン柔術と呼ばれたルタリーブリは、道着はズボンしか着用しないことで、絞め技、得意にフロントからのチョーク技が発展してきた。エティムもハイキックでKO勝ちがあると思えば、ダースチョーク、そしてギロチンチョークでサブミッション・オブ・ザ・ナイトを獲得している。対戦相手のエディー・ファロロトはハワイ出身の打撃ファイターだが、WEC、UFCともに勝ち星はなく、通算戦績も2勝2敗というファイター。

エティムとしては打撃をきかせて、組みにきたところで首を狩るのが理想のスタイル。ファロロトにしっかりと勝利し、ロス・ピアソン、ポール・ケリーに続く英国ライト級ファイターとして、欧州&中東大会要員を脱し、北米定着を狙いたいところだ。
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