【コミック】「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」を読む。

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漫画の神様の人間らしさ

(画像:amazon.co.jpより)
©吉本浩二/宮崎 克

皆様は「ブラックジャック」という漫画はご存知でしょうか?おそらく手塚治虫先生の漫画の中で一番有名な作品(「鉄腕アトム」「火の鳥」等もありますが)ではないでしょうか?

そんな「ブラックジャック」が連載開始された頃の手塚治虫先生は色々な意味でどん底でした。経営していた虫プロダクションも倒産の危機を迎え、自身の漫画も劇画等に押され気味。そんな状態で連載開始した「ブラックジャック」、本作はそんな手塚治虫氏の周辺の状況を当時を知る関係者からの綿密な調査により執筆がなされた作品なのです。

特に私が印象深かったのが「秋田県の僧侶見習い」が「手塚治虫先生のアシスタント」になったというお話。残念ながらその彼は実家の寺が火事に遭い、やむなくアシスタントを辞するのですが、そのとき手塚治虫先生から名刺1枚を受け取り、それで飛行機に無料で乗れたというお話(当時(1972年頃)の手塚治虫先生の人気をうかがえるエピソードです)。しかもその彼は現在、住職になられ警察署の特別講師になって犯人のイラストを描く講義をしているということ。

正直言えば、吉本浩二先生の絵柄は「ナニワ金融道」の青木雄二先生の弟子だった関係もあり、手塚治虫先生の絵柄とは大分趣が異なりますがそれがまた味があります。

それゆえに人間「手塚治虫」が絵柄からも良く分かる作品になっています。


【ライター:清水サーシャ】


▼外部リンク
ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ) [コミック]

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