ソーシャルメディア時代の“PR”は誰がする?

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 現在、ソーシャルメディアを使ったPR方法が、ウェブマーケティングにおいて主流になっていますが、具体的にどうすれば良いのかというところで悩んでいる広報担当の方も多いのではないでしょうか。そして、流れに乗ってツイッターやフェイスブックをはじめて、「いいね!」集めやフォロワー集めをしたけれど、なかなか上手くいかない…。

 経営アドバイザーの上村英樹さんが執筆した『ソーシャルメディアで心をつかむ ストーリーPR術』(日刊工業新聞/刊)では、「会社のファンを増やす」ためのPR法としてソーシャルメディアを活用しながらストーリーを作り出し、明確なビジョン(未来絵図)を伝えることを提唱しています。
 では、ソーシャルメディアを使ってPRを行うために、どのようなことに気をつけなければいけないのでしょうか。

 上村さんは「ストーリー」をPRに生かすことを勧めています。
 映画や小説のストーリーに感動したことがあるという人は多いと思いますが、ソーシャルメディアを使ってPRに成功している多くの企業がこのストーリーを応用しているのです。
 しかし、どうすれば「ストーリー」を生み出すことができるのでしょうか?それは、自分自身や会社の存在理由にもつながる命題です。
 大切なことは、自分や会社はこれまでどんなストーリーを歩んできたのかを考えること、そして、今持っているビジョンと照らし合わせ、もしビジョンがこれまでのストーリーから逸脱しているのではあれば、修正しなければいけません。自分、もしくは会社が売り出している商品やサービスが、ルーツにしっかりと根ざしていて、未来の目標を具体的に想像させるものであるかどうか確認するのです。そうすることで、ストーリーに根付いたビジョンが生まれ、そこに共感が巻き起こります。

 さて、ストーリーを生み出し、ソーシャルメディアを使ってPRをしていくわけですが、一体「誰」がPRをするのでしょうか。普通であれば、企業の担当者です。しかし、ソーシャルメディアにおいてPRをするのは、そのサービスのよさを体感しているユーザー(利用者)なのです。
彼らはいうなればファンです。「これが美味しかった」「このサービスに感動した!」など、シナリオも小細工もなしに、心から思ったことを話してくれます。ファンをつくりだすためにストーリーは大切であり、PRにつながっていくのです。
 ただし、「やらせ」などを行い、失敗してしまうと炎上を引き起こしてしまいます。本書では事例がいくつか載っていますが、その社会的ダメージは尋常ではありません。

 そして、この本のメソッドを使ったソーシャル展開を本書で実践してみたところ、オンライン書店「Amazon」では、発売後3週間で在庫切れとなったという実績があるそうです。
 確実にファンに訴求する力をつけることができるソーシャルメディア。
 もしソーシャルメディアをPRで活用する方法に困っている場合は、参考になりそうです。
(新刊JP編集部)



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