著者 待望の新作ついに発売! 内容はビジネス私小説

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 ビジネス書作家として『知っているようで知らない 法則のトリセツ』『お金持ちになるマネー本厳選50冊』などのベストセラーを持ち、ビジネス本検定の監修も努めた水野俊哉氏の待望の新刊『幸福の商社、不幸のデパート』(大和書房/刊)が発売された。

 内容はこれまでの著書とは一変、自身のこれまでの人生をつづった私小説となっている。しかし、本書はまぎれもなく“ビジネス書”でもあるのだ。

 というのも、ビジネス書作家としての地位を築く前の水野氏は、IPOを目指して日々邁進する若手経営者であり、同時に事業の失敗により3億円もの借金を抱え、そこから立ち直った経験を持つ人物なのである。

 水野氏は20代半ばで独立し、アパレルブランドや芸能プロダクションと組んでインターネットや携帯電話でアパレルの物販をする事業を立ち上げ、怒涛の勢いで売り上げを伸ばす、いわゆる若手起業家だった。
 「スーツは全部ブランドもので高い時計や鞄を身につけ、食事は高級レストランや焼き肉、寿司などひとり2万、3万もかかるような店に毎日行っていた。」とあるように、当時の水野氏は、飛ぶ鳥を落とす勢いの“成功者”だったのだ。
 
 しかし、仲間との飲み会の途中でひらめいた新事業のプランを、社内の反対を押し切って実行に移してから水野氏の人生は一気に悪い方向へと転じていく。
 開始当初は好調だったものの、売上と同時に借金も増えていくという悪循環に陥った新事業は失敗、社内ではクーデターが起こり、立て続けに不正会計や横領などのトラブルも発覚、水野さんは会社も恋人もなくし、3億円の借金だけが残ったのだ。
 
 本書には、ベンチャー企業の経営で多額の負債を抱えた経緯だけでなく、3億円の借金地獄から抜け出してビジネス書と作家として再生する過程が赤裸々に語られ、実際に体験した者でしか表現しえない生々しさに満ちている。
 彼はどのように借金地獄から抜け出し、ビジネス書作家として再起するに至ったのか。物語として楽しめることはもちろん、ベンチャービジネスの実情を知ることのできる本書は、全く新しい形のビジネス書だといえるだろう。
(新刊JP編集部)


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