左ハイが炸裂するかどうかは、それ以前の動きに掛かってくる ミルコ・クロコップ

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UFC137「Penn vs Diaz」が29日(土・現地時間)にラスベガスのマンダレイベイ・イベンツセンターで開催され、ファイター達も続々と現地入りを果たしている。世界戦を失った同大会だが、ラインアップはバンタム級からヘビー級まで7階級全てが揃いバラエティ溢れる顔合わせとなっている。

PPVカードで組まれたヘビー級はシーク・カンゴ×マット・ミトリオーネ戦と、ミルコ・クロコップ×ロイ・ネルソン戦の2試合。セミは前者だが、やはり日本のファンにとっては後者の試合が気になるところだ。

先日、UFCを通して「人は30歳、あるいは33歳で老いを感じるかもしれない。しかし、ランディ・クートゥアーのような50歳近いファイターもいる。私は、今、健康でフィットしており、老いを感じることはない。老いを感じれば引退する」とコメントしたミルコ。

来年で格闘技の試合に出始めてから20年になる、37歳を迎えたばかりのミルコは現在連敗中、自らが老いを感じなくとも、次の試合で敗れればUFCリリースも十分にあり得る。

そんな崖っぷちのミルコと対戦するネルソンもまた、連敗中。ミルコはブレンダン・シャウブ、フランク・ミアー、ネルソンもミアー、そしてジュニオール・ドスサントスとヘビー級トップ集団のファイターに敗れているに過ぎないが、世界最高峰を争う場では、トップ戦線に踏みとどまれない限り仕事は与えられなくなる。

ネルソンは前回敗れたミアーに合流し、この試合に備えている。「フランクとは以前も練習していた。誰だろうが、強くなる手助けをしてもらえるなら一緒にトレーニングする。フランクは素晴らしいジムと施設を持っているんだ」と、この試合に懸ける意気込みを語っている。

日本のファンとしては、ミルコの左ハイ再びというシーンも見てみたいが、そのためには如何にネルソンの視線をずらすかが重要になってくる。かつてミルコが左ハイを爆発させるには、左ストレート、あるいはボディ、そして左ミドルという導火線に値する攻撃が見られた。

ケージで相手を追い回すことで、その導火線を失っていたミルコだが、これまでの戦いを見る限りネルソンは、徹底的に前に出てくる相手なので、その押し込みを注意して戦えば、まだ手の合う相手といえる。逆にいえば、前に出てくるネルソンに押し切れらるようだと、本人がどういおうが、ミルコは年老いたと判断されても仕方がないファイトとなる。
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