「IFFT/インテリアライフスタイル リビング」(会期:11月2日(水)〜4日(金)/会場:東京ビッグサイト)の最大の見どころが、カサマンス、クリスチャン・フィッシュバッハ、デザイナーズギルド、ヤコブ・シュレイファー、ニーディック、ニヤノルディスカ、ルベリ、サコといった世界のトップテキスタイルエディター8社が集結する「Premium Textile Editors Tokyo」だ。かつて日本の見本市で、これだけのエディターが集まった例はなかっただろう。
今回この企画を立案、実現させた同見本市スペースデザインディレクター・南村佳男氏に、企画の主旨や内容について語っていただいた。

――今回の企画を立案した主旨をお聞かせ下さい。

見本市でのエディター展開は、世界的にみても非常に複雑な状況に陥っています。メゾン・エ・オブジェから多数のエディターが抜け、パリ市内の各ショールームでデコオフが行われています。また今年はケルンでピュアテキスタイルが開催され、多くのトップエディターが参加しました。この混乱の発端となったのがハイムテキスタイルでした。もともとはホール3.1に名だたるエディターが集結していたのですが、トルコや中国などのファクトリー系が台頭し、エディターと同じホール内に出展するようになりました。そもそもエディターとファクトリー系では、存在価値や考え方がまったく異なります。私自身もニーディックというエディターですから、ファクトリー系と一緒に並べられるのは非常に違和感があります。
その意味では、一度しっかりとした形で、エディターを中心としたイベントをやらなければいけないと強く感じていました。
もう1つは、見本市の中心が中国・上海に移ってしまうのではないかという危機感です。すでにボリュームゾーンは上海に移っていますが、まだまだプレミアムゾーンは東京に分があります。しかし、それも将来的には分かりません。今のうちにすみ分けを明確にしておく必要があると考えました。

――参加する8エディターについてお聞かせ下さい。

「Premium Textile Editors Tokyo」では、企業哲学やブランドコンセプトの明確な世界に通用するブランドだけを厳選して誘致しました。実はもう少し大きな規模になる予定でしたが、震災の影響で若干規模が小さくなりました。来年以降も誘致を続けていき、数年で今の2倍強の規模に拡大していくつもりです。
もちろん日本のブランドも、コンセプトが合えば参加していただきたいと思っています。

――どのような展示になるのでしょうか。

各エディターとも、新作コレクションを展示する予定です。来年パリなどで発表する最新作を先行発表するエディターも一部あります。
展示については、派手なブース装飾にしないようにお願いしています。エディターの生地は、生地そのものに力があります。その生地の魅力を引き出すために、生地メインのブース構成となります。見応えのある布のコーディネーションがお楽しみいただけるのではないかと思っています。またブースの装飾を控えることで、ゴミを出さない省エネ展示にもつながります。東京らしいミニマルなブース展開になるでしょう。
この他、エリア中央には来年1月開催のハイムテキスタイルのトレンドプレビューを設置、また会期初日にはステージ上でクリスチャン・フィッシュバッハ、ニヤノルディスカ、サコ、ルベリがプレゼンテーションを一気に行います。プレゼンテーション後は、軽食をご用意しエリア内限定のハッピーアワーも行います。テキスタイル関連は初日にイベントを集中して行いいますので、ご期待いただければと思っています。

――ありがとうございました。■「IFFT/インテリアライフスタイル リビング」ハイライト
世界のトップエディターが集結 「Premium Textile Editors TOKYO」