就職活動では、「学力の低下」「能力の低下」「質の低下」と企業からこき下ろされている大学生だが、実際にどの程度、勉強をしているのだろうか――リクルートが「学校の授業以外で週に何時間勉強してる?」をテーマに、10月1日〜2日の期間調査を実施し、大学生・大学院生728人(男子374人、女子354人)から回答を得た。

 調査の結果、学生全体の平均勉強時間は7.2時間となっている。平均像では、一日あたり、ほぼ一時間は勉強しているようだ。

 ところが、学校での授業以外の勉強時間が週5時間に満たない学生も、全体の54.5%と半数以上を占めている。しかも、そのうち10.0%はまったく勉強していないという惨状だ。
 属性別に見ると、平均勉強時間では、男子学生と大学院生・理系学生に、勉強時間が長い傾向が見られる。

 「どんなことを勉強しているか」聞いたところ、勉強内容のトップは「大学・大学院での履修・研究分野」(74.4%)だった。次いで、「語学」(40.0%)、「資格取得」(39.2%)が、ほぼ同数となっている。

 また、「どのような理由でどんな勉強をしているのか」を挙げてもらったところ、「大学の講義の予習復習。最低限の成績をキープするため」「公務員になりたいので、公務員試験対策の勉強を続けている」「TOEICの勉強。内定先の企業において海外駐在の条件になっているから」などであった。

 勉強をしている学生は、就職率の低下もあって、さらに真剣に勉強に打ち込み、勉強していない学生との学力差は拡がるばかりである。全体を見渡せば、やはり企業の指摘どおり、大学生の学力低下は本当だった、と言わざるを得ない状況だ。


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