ゲーム1時間ごとに1ドル寄付、“24時間ゲームマラソン”に1万人超参加。

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米国に“24時間テレビゲームマラソン”を企画し、チャリティー活動に結びつけている団体がある。エクストラ・ライフというグループは、イベント参加プレーヤーに少なくとも4人のスポンサーを募ってもらい、1時間遊んだら1ドル(約77円)寄付してもらうイベントを毎年開催。今年も10月15日朝から、24時間イベントが行われた。

エクストラ・ライフの公式サイトによると、この団体が活動を始めたのは2008年のこと。ゲームブログ「SarcasticGamer.com」運営者の1人で、ワシントン州在住のジェロミー・アダムスさんが、ビクトリア・エンモンちゃんという少女と出会ったことがきっかけだった。

白血病を患い入院していた彼女に、彼はテレビゲームをブログのメンバーと共にプレゼント。「生きる気力を保って欲しい」と励ましたそうだが、残念ながら2008年1月に彼女は他界した。その後メンバーたちと話し合ったアダムスさんは、彼女のような病気で苦しむ子どもたちのために役立つことをしようと、チャリティーイベントの開催を思いついたそうだ。

そのイベントが、得意のゲームを活用した“24時間ゲームマラソン大会”。彼らはブログで参加メンバーを呼び掛けると、それぞれが友人や家族など4人をスポンサーにして、「1時間遊んだら1ドル」を寄付してもらうようお願いした。こうして集まったお金は全米の子ども病院を支援する団体に寄付され、患者の看護や研究、家族のサポートやさまざまなプロジェクトに活用されている。

初開催となった2008年だけで12万1,000ドル(約930万円)もの募金を集めたイベントは、回を重ねるごとに規模も拡大。2010年には、募金額は46万5,000ドル(約3,570万円)に達したそうだ。そして4回目となった今年のイベントでは、世界97か国から1万3,596人と、一気に昨年の4倍近い人が参加し、XboxやPS3、パソコンゲームを利用して、世界標準時の10月15日朝8時からさまざまな対戦ゲームで交流した。

もちろん、睡眠やブレイクタイムの取り方は参加者の自由に任せているため、24時間丸々プレーを続けた人は限られていたはずだが、それでも集まった募金額は現在分かっているだけで110万ドル超(約8,500万円)。この大成功に、アダムスさんらは参加者たちに対し、ブログの10月16日付けエントリーで子どもたちを助けるという「夢を叶えてくれてありがとう」と感謝の言葉をつづった。また、エンモンちゃんの写真も掲載し、「彼女の思いが生き続ける」とイベントの成功を喜ぶアダムスさんは、今回の結果を彼女の家族にも伝えたという。