ケガがなかったのは幸いだが、先日自ら主張した成長ぶりは、まだ見られなかったようだ。マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリが、再び問題を起こしたのである。

マンチェスター・ユナイテッドとのダービーマッチという、プレミアリーグの大一番を目前に控えた中で、バロテッリは自宅浴場の窓から友人たちと花火で遊び、自宅が火事になる騒ぎを起こしていたという。

バロテッリは22日、通常どおりにシティの練習に姿を見せている。だが、消防から知らせを受けていたロベルト・マンチーニ監督に事態を説明しなければならなかった。バロテッリは指揮官に対し、夜中の1時に4人の友人と花火を投げ、浴場のタオルに着火して家事となったと伝えた。消防によれば、バロテッリ宅の1階が火に包まれたそうだ。

警察も今回の事件を捜査している。英紙『ガーディアン』によると、バロテッリは金品を守るために、自宅を離れることを望まなかったようだ。警察は同選手が家に戻らないように、その場にとどまったという。

マンチェスターダービーという大事な試合の直前であるだけではなく、バロテッリは先日、クラブの公式サイト上で、ようやく自身が成長したとコメントしていたばかりだ。バロテッリはここ5試合で4ゴールを決めており、練習での様子を見る限り、マンチーニ監督はダービーに向けてバロテッリを中心としたチームをつくろうとしていたようだった。

より落ち着くために、バロテッリは郊外へ引っ越しもしていた。だがそこでも、彼は問題を起こさずにいられなかったようだ。