ダメダメ上司に見られるダメな「ものの言い方」の傾向

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 上司に相談をしにいったら、よくわからない返答をされた。相談に乗ってもらえなかった。なぜか怒られた。部下の不満はそういったところからだんだんと積もっていきます。
 しかし、いくら部下の不満が積もっていたとしても、それを上司が察することは難しいこと。会社への不満ならまだしも自分に対する不満はなかなか汲み取ることはできません。

 『部下を育てる「ものの言い方」』(井上健一郎/著、集英社/刊)では、「抽象的で曖昧な言い方」「感情がわかりにくい言い方」「根拠がよくわからない言い方」「目的がはっきりしない言い方」は聞き手の解釈に誤解を生むとして、ダメダメ上司を分類、部下に良くない印象を与えてしまいがちなワードをピックアップして説明しています。
 では、具体的にダメダメ上司はどんな「ものの言い方」をしてしまうのでしょうか。本書に登場するダメダメ上司3タイプの傾向をご紹介しましょう。

■「受け流し形」
 「受け流し形」上司の特徴は、上の空のような無関心な言い方をしてしまうところ。例えば部下がちょっと相談したいと思って声をかけると、「手短にね」「後にしてくれない?」「何?」と返答してしまいます。そもそも部下を真っ向から相手にしていない印象を与えてしまい、適当でいい加減に見えてしまう恐れがあります。

■「突き放し形」
 「突き放し形」上司の特徴は、受け入れてくれない無理解な言い方です。部下からの相談の申し入れに対して「何だ、何かあったのか?」と強めで言ったり、「悪い報告なら聞かないよ」と答えたり、上手くいかないことで悩んでいる部下に「で、どうするの?」「自分でもっと考えろ」と答えてしまったりしてしまい、部下は拒絶の強さを感じてしまいます。

■「追い込み形」
 「追い込み形」上司は徹底的に非難する無寛容な言い方をすることが特徴です。部下を「なぜなぜ」攻撃していき、聞かれている部下は最終的には何を聞かれているのか、どう答えなければいけないのか分からなくなります。部下の一言一言に必ず質問がくるため、最後は何の話題だったのか、わからなくなってしまうこともあります。
 「追い込み形」上司は、本質を探った上で解決策を考える人に多く、それ自体はまずいものではありませんが、「なぜ?なぜ?」と追及しても部下に思考をめぐらせることは不可能だと井上さんは述べています。

 タイプはそれぞれ違いますが、3つとも、部下は拒絶されていると感じていることが共通点です。「自分のことを見てもらえない」「自分の言うことを聞いてもらえない」「自分がわかるように言ってもらえない」と思わせてしまう上司が「ダメダメ上司」なのです。

 上司の立場に立っている人は、もし、今、部下に「ダメダメ上司」にあてはまる言い方をしていると気づいたら、自分の「ものの言い方」を見直してみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)



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