軍服に身を包んだ注目の若手俳優たちが闘い舞う映画『メサイア』 荒井敦史×井上正大インタビュー
原作の小説(高殿 円 「メサイア 警備局特別公安五係」)から月刊ASUKAでの漫画化(日吉丸晃「メサイア〜聖域蝟集〜」)、そして今回実写映画化した「メサイア」。
国のため己の命も顧みず任務を遂行するスパイたちを描き、軍服に身を包んだ注目の若手俳優たちが出演する本作品で、2011年10月15日よりシネマサンシャイン池袋ほか全国にてロードショーを開始している。
今回、主演である海棠鋭利役の荒井敦史さん、御津見珀役の井上正大さんにインタビューを行った。
荒井敦史×井上正大 インタビュー
――撮影はいつ頃でしたか?
荒井:昨年12月頃に1、2週間ほどで撮影しました。練習を入れると11月頃からですね。冬の、しかも御殿場でのロケだったので寒かったです。
井上:富士山の近くで、とても寒かったのですが、撮影がとてもタイトだったので、あっという間に撮り終わりました。
荒井:朝早くから夜遅くまで撮影でしたね。大浴場のある宿に泊まったのですが、みんなと入るというよりはここに入ったり、疲れすぎて寝ちゃったりでした…。富士山は、綺麗でした!
井上:めちゃめちゃ綺麗だったね!
――外のロケが多くて大変だったのでは?
荒井:寒さとの戦いでしたね。寒さで顔が引きつるんですよ。
井上:凍っちゃうんだよね。アクションシーンでは体が動かなくて、そういった意味では(撮影の)環境が大変でした。
――『メサイア』撮影中のメサイア=救世主・必須アイテムはありましたか?
荒井・井上:カイロです(笑)。
荒井:このシーン(メイン写真)はみんなカイロ入ってます。すごく寒かったのですが、カイロのおかげで歩けました。
井上:(ロケ場所に)初めて行ったときは、最後のシーンの撮影場所が全部雪で埋まってて、『撮れるの?』って思いました。でも日が経つにつれてどんどん溶けていったので大丈夫でした。
荒井:朝日がいい感じだったよね。
井上:気持ちよかったよね。
――カイロ以外のメサイアはありましたか?
井上:カイロ以外の予防法がなかったです。
荒井:カイロって、あのときの俺達にとって命の次くらいに大事なものだったんですよ!
――今回の撮影でのおもしろかった裏話を教えて下さい。
井上:寒かったので、サクラの4人で焚き火みたいに暖炉を囲んで、ダウンジャケット着ていたんです。
荒井:いろいろみんな個々に動いていて…そしてら急に臭くなってきて……。何で臭いんだろう?と思ったら、ストーブが黒いんですよ。「なんか燃えてるよ!誰かのダウンジャケット燃えてないか?」って一人ずつ見たんですよ。僕見て、陣内くん見て、木ノ本くん見て、井上くん見て……
井上:「俺じゃん!俺燃えてるじゃん!」って(笑)
荒井:「白い綿出てきちゃってる!」ってね(笑)
――やけどとかケガはなかったですか?
井上:だって気付かなかったから(笑)大丈夫でした。
――実際にアクションシーンを撮影した感想は?
荒井:難しかったです。(銃を構える時は)右目で覗くとかも知らなかったですし。構え方がかっこよくないと、スパイに見えないので、そういうことにも気をつけました。
――何か参考にされたりしましたか?
荒井:指導してくださる方が居たので、みんなで必死に練習しました。
井上:すごい方でしたね。実際に軍にいた方で、今はアクションの振り付けをやっている方でした。ガンアクションをやるなら形から…と思ったら、心構えから教えてやる!と(笑)最初一直線に4人を並ばせて、「気をつけ!」とか「右向け右!」とか「敬礼!」とかから始まって、心構えや姿勢から鍛えたんですよ(笑)
荒井:結局そういうところは一切使わなかったけどね(笑)
井上:軍隊というものはこういうものなんだ、ということを教えてもらいました。
荒井:そのおかげで、サクラの4人の絆が深まりましたし意識も高まりましたね。
井上:本当にチームワークができましたね。役としてというか学校の生徒みたいな感じでした。
――この映画をどんな方々に見ていただきたいですか?
荒井:年齢関係なく、あらゆる世代の方に見ていただければと思います。
作品概要
「メサイア」
美しくも、儚く舞い散る“サクラ”
―それは、国のため、己の命も顧みず、任務を遂行するスパイ。
出演:荒井敦史 井上正大 木ノ本嶺浩 陳内将
松田悟志 高橋龍輝 逢沢りな 颯太 中村有沙 新田匡章 内山昂輝(特別出演)
細貝圭 加藤慶祐 小沢真珠
原案:高殿 円(メサイア −警備局特別公安五係−・角川書店 刊)
監督:金子修介
脚本:黒田洋介
音楽:中村由利子
製作:中野久、及川次雄、佐々木昭雄、大勝明、樋上幸久、酒匂暢彦
企画・プロデュース:縄田麻央、板橋明久
企画協力:後藤清美、鈴木祐理子
プロデューサー:小林寿朗
ラインプロデューサー:鷲頭政充
撮影:釘宮慎治
照明:田辺浩
録音:土屋和之
美術:小池直美
衣装:宮田弘子
編集:冨田伸子
音響効果:松浦大樹
助監督:村上秀晃
協力プロデューサー:松尾正行
主題歌「LOST CHILDREN」志方あきこ(フロンティアワークス)
制作プロダクション:ダブルアップエンタテインメント
制作協力:角川書店、フロンティアワークス
配給:ファントムフィルム
上映時間:93分
公式サイト:http://messiah-movie.jp/
○ストーリー
“サクラ”の一員である海棠鋭利(荒井敦史)は、相棒である御津見 珀(井上正大)と共に、北方連合のテロリストである島田朝和の弟・島田文和(高橋龍輝)を監視するため、全寮制高校「聖永学園」潜入する。そこでは生徒会長の総島惣一郎を中心とした生徒会執行部が学園全体を牛耳っているのだった。
指令どおり、文和と親しくなる鋭利だったが、次第に文和に対して本当の“友情”を感じ始めるのだった…。そんなとき兄・朝和から、文和に暗号めいたメールが届く。鋭利が選ぶのは、“文和との友情”かそれとも“任務の遂行”か。果たして…。
○イントロダクション
主人公の海棠鋭利を演じるのは、ただいま人気急上昇中の荒井敦史(D2)。5月公開の「ポールダンシングボーイ☆ず」に続いて金子修介監督より主演に大抜擢された。
鋭利の“メサイア”である御津見珀には、仮面ライダーディケイドなど務めた井上正大。
司馬柊介役は、仮面ライダーWを務めた木ノ本嶺浩。五条颯真には、ミュージカル「忍たま乱太郎」などでも活躍する陳内将(D2)。そのほか、高橋龍輝(D-BOYS)、細貝圭、加藤慶祐など注目の若手俳優が集結。彼らが自ら挑んだ迫力のアクションシーンは必見。
金子修介監督(『デスノート』)×黒田洋介脚本(『ガンダム00』、『トライガン』)により映像化不可能と言われた原作の世界観を見事に映像化。新たなダークヒーローファンタジーの金字塔が完成!!
○キャスト
荒井敦史(あらい あつし/D2) 海棠鋭利 役
1993年5月23日生まれ(18歳) 身長:183cm
※第21回JUNONスーパーボーイコンテスト ビデオジェニック賞受賞
【出演情報】
・TV TBS「タンブリング」(10')、TX「ルビコンの決断」(09')
・舞台 「ラストゲーム」青山劇場(10')、「華鬼」シアターグリーン(10')
・映画 「ポールダンシングボーイ☆ず」(11') D2総主演
井上正大(いのうえ まさひろ) 御津見珀 役
1989年3月20日生まれ(22歳) 身長:182cm
【出演情報】
・TV CX「フリーター、家を買う」 (10') TX「IS〜男でも女でもない性〜」(新・11')
・舞台 「テニスの王子様」、「カレーライフ」(11')天王洲銀河劇場
・映画 「ゼブラーマン2」(10')、「劇場版超・仮面ライダー電王&ディケイド」(11')
木ノ本 嶺浩(きのもと みねひろ) 司馬柊介 役
1989年11月22日生まれ(21歳)身長:175cm
※第19回JUNONスーパーボーイコンテスト審査員特別賞受賞
【出演情報】
・TV NTV「貧乏男子 ボンビーメン」(08') EX「仮面ライダーW」(10')
・映画 「仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE」(10')、「ガクドリ」主演 佐藤マサキ役(11')
陳内 将(じんない しょう/D2) 五条颯真 役
1988年1月16日生まれ(23歳) 身長:177cm
【出演情報】
・映画 「ポールダンシングボーイ☆ず」(11') D2総主演
・舞台 「ミュージカル忍たま乱太郎」(10')善法寺伊作役、「タンブリング」(10')「ミュージカル テニスの王子様2ndシーズン」(11')柳沢慎也役
・プロモーションビデオ ケツメイシ「出会いのかけら」(08')
(C)Messiah Project・(C)2011映画「メサイア」製作委員会