左から、克彦(役所広司)、幸一(小栗旬)。 映画『キツツキと雨』 (C)2011「キツツキと雨」製作委員会

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 2012年2月11日より公開となる映画『キツツキと雨』の特報映像が公開された。役所広司、小栗旬が初共演するとあって、公開前から話題となっている本作は、22日より開催される第24回東京国際映画祭のコンペティション部門への出品も決定。日本映画としては、唯一の出品作となる。

 本作の物語の舞台となるのは、のどかな小さな山村。そこで暮らす木こりの克彦(役所広司)は、突然やってきたゾンビ映画の撮影隊の手伝いを無理矢理することになった。強引な撮影スタッフと使えない若いスタッフに振り回されて爆発寸前。使えない若いスタッフとされてしまった新人監督の幸一(小栗旬)は、生来の気の弱さで現場をまとめきれずにパニック寸前になっていた。初めは距離を置いていた2人だったが、克彦は撮影を通して映画の面白さに気づき、幸一は克彦と接することで本来の自分らしさを取り戻していく。そして、2人の交流は、いつしか村と撮影隊の奇妙なコラボレーションを生み出していく。

 監督を務めるのは、『南極料理人』で藤本賞新人賞、新藤兼人賞金賞などを受賞し、若手監督として日本映画界が注目する沖田修一。初共演となる役所と小栗とともに、高良健吾、臼田あさみ、伊武雅刀、山崎努などの豪華キャストが勢揃い。そんな彼らが、下を向きがちな時に「絶対に良いことがある!」と元気が湧いてくるような温かい作品を創り上げた。

 今回、公開された特報映像はこちら。


 クスクスと笑えて、どこかほっとするような温かい雰囲気が伝わってくる。役所演じる素朴で無骨な木こりの克彦、小栗演じるプレッシャーに耐える新人監督の幸一の関係がどのように変化していくのかが楽しみだ。寒い冬に心温まるほんわかとした本作はいかがですか?

 2012年2月11日(土)より全国ロードショー。

映画『キツツキと雨』 - 公式サイト

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