(社)日本インテリアファブリックス協会(NIF)の調べによる平成22年度のインテリアファブリックス商品の市場規模(卸売ベース)は、ウィンドートリートメント1903億円(前年度比0.3%増)、フロアカバリング2384億円(同3.4%増)、ウォールカバリング982億円(同2.5%増)で、計5269億円(同2.1%増)となった。
これは前年度に、住宅着工数が45年ぶりに80万戸を割ったが、22年度は81.9万戸へと増加したことが影響したものと推測され、インテリアファブリックス商品も一転して3分野揃っての増加となった。ちなみに、年度末の3月11日に東日本大震災が発生したが、平成22年度分の策定に大きな影響はなかった。

分野別の概況としては、次の通りである。
(1)ウィンドートリートメント:カーテンは1106億円(同1.3%増)、ブラインド類255億円(同3.3%減)、スクリーン類315億円(1.4%増)、カーテンレール類227億円(同1.4%減)となった。メカものの中では、ブラインドがバーチカル、べネシャンとも減少したが、ローマンシェード、プリーツスクリーンが増加。レール類は、装飾レールの出荷数量は伸びたが、単価ダウンが響いた。

(2)フロアカバリング:カーペット1850億円(同5.1%減)、プラスチック系床材534億円(3.4%減)となった。カーペットは、新築着工の持ち直し、自動車需要の回復が大きいとのこと。プラスチック系床材では、唯一「その他塩ビシート」だけが14.5%増となった。これは、特殊な機能を付与したビニル床シートが主で、工場・医療福祉・研究所など幅広い現場で採用されたことによる。

(3)ウォールカバリング:新築着工増の影響で、壁紙は4年ぶりの増加で、国内出荷総量が再び6億平米を上回った。量産壁紙が過半数を占める塩ビ壁紙が4.3%増と、牽引役となった。

なお、「平成22年度のインテリアファブリックス事業の概況<市場規模の策定>」の冊子が、NIFから発刊された。価格は、会員1050円、非会員2100円(いずれも税込み)。問い合わせはNIF(TEL03-3433-4521)まで。