人とうまくしゃべれない。思ったように自分の気持ちが伝えられない。
相手に誤解されやすい。自分ではその気がないのに人とトラブルになってしまう─。人間関係や、対人関係の悩みはすべて「話し方」と「聴き方」で改善できます。
年間平均200日研修を行い、1年で5000人以上、28年間で14万人以上の人生を変えてきたカリスマ研修講師が明かす、コミュニケーションアップのコツとは。今日から5日間連続で連載を開始します。

 私は、もともと日本航空の客室乗務員でした。客室乗務員のマナー教育に携わったことがきっかけになり、起業してから現在まで28年間、マナー、コミュニケーション、接客、魅力演出、自己変革、マインドアップなどの講師を務めてきました。
その間、心理学を学び、交流分析士、産業カウンセラーの資格を取得、個人カウンセリングも行い、28年間で延べ14万人の方と接してきました。

コミュニケーションに悩んでいる方に申し上げたいのですが、「話す」「聞く」がうまくいけば、対人関係は必ず改善できます。
そして、それに先立って、まず知ってもらいたいのは、「コミュニケーション能力とは、もともと持って生まれたものではない」ということです。

コミュニケーション能力は、学んで身につけるものです。
これまであなたがうまく人と付き合えなかったとしても、それは単に学ぶ場がなかったからに過ぎません。

核家族化が進み、ご近所付き合いは減り、ひとつ屋根の下に住んでいる家族も部屋は別々。買い物だって、コンビニやネットで済みます。自分の部屋にひきこもって、テレビやパソコンに向かっていれば、何時間でも人と会わずにひとりで時間を潰せます。
このように、ほんの少し前と比べて、コミュニケーションを実地で学ぶ機会というのが激変しました。ですから、会話や表情で気持ちを伝えるコミュニケーションが下手になるのも当然なのです。

狼少女の話をあなたは聞いたことがあるでしょうか。
狼に育てられた少女が森で発見されたとき、少女のふるまいが狼そっくりだったという有名な実話です。もちろん、少女は言葉を発しませんし、しぐさも野生動物そのものだったといいます。この話から明らかなのは、「人間は生まれながらにして人間になるのではない」ということ。極端に言えば、狼に囲まれて育てば、狼にもなれる存在なのです。

人は誰でも、「オギャー」と産声をあげてから、人とふれあい、人とのかかわりのなかで、言葉を覚え、人との付き合い方を少しずつ学び、社会性を身につけるのです。

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