ビジネスマンが陥る「デキるつもり」という落とし穴

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 自分が会社でどのくらいの貢献をしているのか、考えたことがあるだろうか。
 利益といった具体的な数字をあげずに、自分は「貢献できている」と思っていたら、もしかしたら「デキるつもり」社員になっているかも知れない。

 『「デキるつもり」が会社を潰す』(香川晋平/著、中央公論新社/刊)は、「デキるつもり」になっているビジネスマンに対して警鐘を鳴らす一冊だ。
 「高いつもりで低いのは 会社への貢献」
 「低いつもりで高いのは 自分の給与」
 そんな「つもり違い」をしてないだろうか。
 本書では、会社に利益をもたらす社員のことを「黒字社員」と呼び、逆に損失を生んでしまう人のことを「赤字社員」と呼ぶ。そして、どうすれば「デキるつもり」社員が、本当に「デキる黒字社員」になれるかを紹介する。

 「デキる黒字社員」は、常に数字を意識している。ところが、まったく意味のない数字に固執することで満足している人がたくさんいる。著者の香川氏は、このようなタイプの人を「自称・黒字社員」と呼ぶ。例えば、「デキる」かどうかを交換した名刺の枚数で決まると勘違いしている名刺コレクターはこの「自称・黒字社員」に当てはまる。

 では、「自称・黒字社員」や「赤字社員」にならないためには何が重要なのか。
 それは「考え方」だ。本書の第2章では、京セラ創業者である稲盛和夫氏の「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」という方程式が取り上げられているが、このうち「熱意」と「能力」は0から100までだが、「考え方」だけはマイナス100からプラス100まである。つまり「考え方」次第で大きく結果が変わるというのだ。
 驕らずに自分はまだまだだと認めてさらに自分を高めようとすることが、この方程式におけるプラスの「考え方」であり、自称・黒字社員には能力も熱意も高い人は多くいるものの、考え方が会社にとってマイナスになっているという。

 本書は30歳前後のビジネスマン向けに執筆されているが、どの年齢層でも「自称・黒字社員」に陥ってしまうことはあるだろう。普段の仕事から、本当に自分は会社の利益を生み出せているのか、振り返ってみるのも良いだろう。どこかで「つもり違い」をしているところがあるかも知れない。
(新刊JP編集部)


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