ピアッツァのカッコよさを忘れることはできません 80年代国産車 その4 【CARSTYLING VIEWS13】
1981年登場したいすゞピアッツアは、その当時としてすごく洗練されたクルマでした。それもそのはずで、デザイナーはジウジアーロさん。イタリアの巨匠です。とにかくきれいな面が魅力で、このモデルでは余計な線を極力なくしたところも見どころです。サイドを見れば、ボンネットのオープニングラインとハッチゲーチのオープニングラインの間にキャラクターラインを通して、ひとつのラインとしています。それだけでなくオープニング部分でラインに奥行がでてしまうので、赤いラインを同時にひくことによって、目立たせなくしています。
またリヤパネルでは、サイドフェンダーからリヤパネルにまわって、どこにも継ぎ目がないのがわかりますか? これは実際には溶接している部分があるのですが、わざわざ磨いて線を消しているのだそです。
こんなこともまでして、面と線の美しさを追求したのですね。
80年代国産車のすべて 10月26日発売です。こちらもよろしくお願いしますね。
(MATSUNAGA,Hironobu)
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