ゲーマーたちよ、力を貸してくれ! 新しい惑星を実際に発見するゲーム「Planet Hunters」が話題に

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ゲーマーの皆様、ぜひとも力を貸して頂きたい。というのも現在、NASAのケプラー宇宙望遠鏡のデータをもとに作られた「Planet Hunters」というゲームが話題になっており、このなかで多くのゲーマーの力が必要とされているからだ。

このゲームはNASAが集めた20万以上の星のデータを使って、居住可能な新しい惑星を実際に見つけようというもので、現在約4万人ものユーザーが「Planet Hunters」に登録している。そしてそのゲーマーたちによって、今まで69の惑星候補が発見され、そしてさらにハクチョウ座にある2つの惑星候補がNASAの厳密なテストを通ったことで、このゲームの存在は科学者たちも無視できないものとなった。

肝心のゲームのやり方、つまり新しい惑星の発見方法は、星の明かりが暗くなる時を見つけるというもの。星の明かりが暗くなるということは、その星と太陽の間に惑星が通ったことを暗示するからだ。またその星の明かりが暗くなる時間が長ければ長いほど、その惑星のサイズが大きいことを意味する。

また、研究チームでは到底観察しきなかった20万以上もの星のデーターを、多くのゲーマーに見てもらうという今回の画期的ゲームに関して、次のような声も上がっている。
「今回のような、ある情報を不特定多数の人に解析してもらうというやり方には、いい点がある。なぜなら人間は、コンピュータが引っかかってしまうような明らかなエラーを無視しながら、あるもののパターンを分析したり、同じような特徴を持ったグループを見つけたりするという素晴らしい解析能力を持っているからだ」

ちなみに、上記の2つの有力な惑星候補を見つけたゲーマーの名前は、王立天文学会のレポートに先月掲載されているそうだ。みなさんも見つければ、その名を世界にとどろかせることができるかもしれない。

バーチャルではなく、本物の新しい世界を探す今回のインターネットゲーム。親に「ゲームしすぎだ!」と注意されても、「これは人類のためなんだ」と最強の言い訳が使えるこのPlanet Huntersは、自分の能力を生かしつつゲームに没頭できるという、ゲーマーたちにとって最高のシチュエーションを提供しているのかもしれない。

(文=田代大一朗)
参照元:DVICE, Digital Trends, EDGE(英文)

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