NEIGHBORHOOD滝沢伸介が語る原宿とこれから

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 「HEAD PORTER(ヘッド・ポーター)」の新たなコンセプトショップ「-atelier- Head Porter(アトリエ ヘッド・ポーター)」と同日にオープンした「NEIGHBORHOOD SHIBUYA(ネイバーフッド シブヤ)」は、国内2店舗目の「NEIGHBORHOOD」路面店。原宿に店舗を構え続け15周年を迎え、渋谷へ新店舗をオープンしたデザイナー滝沢伸介(たきざわ しんすけ)氏に原宿に居続ける意味と渋谷へ出店した理由について聞いた。

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 「NEIGHBORHOOD」は、1994年にブランドをスタート。「モーターサイクル、ミリタリー、アウトドア、トラッド等の要素を独自の解釈で消化したベーシックな服作り、またそのライフスタイルの提案」というコンセプトを全てのプロダクトやプロジェクトのベースとし、シーズンテーマに沿ってコレクションを展開。1994年にオープンした「NEIGHBORHOOD HARAJUKU」はじめ、日本全国6ヵ所で展開するオンリーショップ「HOODS」、香港セントラル地区の「HOODS Hong Kong」、そして日本国内外のセレクトショップで販売してきた。
 
 東京・渋谷のなかでも神南エリアは、滝沢氏が「ずっと若い頃からこの場所が好きだった」と思い入れがあったことから出店を決定。神南エリア同様15年間以上店舗を構え続けている原宿もまた、滝沢氏にとって"ずっと好きな場所"だ。「A BATHING APE®(ア ベイシング エイプ®)」を立ち上げたNIGO®氏や「UNDERCOVER(アンダーカバー)」を立ち上げた高橋盾氏は新天地を目指して原宿から青山へ移っていったが、滝沢氏は「周辺の仲の良かった人たちも青山へと移転したりしたけど、原宿に居続けたいという思いがある」と原宿にこだわり店舗を運営し続けている。「今の原宿には全く当てはまらないと思うけど、僕の体感した時代の原宿はこれから何か始めようとする若い人にとって、優しい街だった。チャンスが転がっていた街だった。」という。「今はマーケティングが難しい街になってきたね。でも僕にとってはいつまでもその頃のままだ。いつ行っても同じ場所にある店にしたいと思ってやってきた。店舗のデザインもそう。ブランドのコンセプトが大幅にぶれることはないので、さびない、古くならないのがブランドらしい。」と話す。

 渋谷への出店は世界の景気が傾いた約3年前から構想があったという。「常に攻めの姿勢は持ち続けたい。景気が悪くなったことが余計、渋谷出店を奮い立たせた」と語る滝沢氏。「原宿とは違う層の人が来てくれる。新しいチャレンジだ。刺激し合うことができればと思うし、また原宿店同様、ずっと古くならないショップとして在り続けて行ければ」と期待を寄せ、今後は「国内ではなく、海外へと視野を広げたい」と話した。