タジク監督の謙虚さが話題に「日本選手をけがさせたら申し訳ない」

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 ブラジル・ワールドカップ(W杯)アジア3次予選で日本と対戦し、0−8で大敗を喫したタジキスタンだが、アリムジョン・ラフィコフ監督の“潔すぎる会見”が話題となっている。

 試合前から日本へのリスペクトを絶やさなかったラフィコフ監督は試合後の記者会見でも日本を「ビッグなチーム」と表現し、「ほぼベストメンバーで戦ってくれたことに感謝している。何よりも日本に感心したのは、無駄な動きが一切なかったことだ。最後の3分間も全力で走っていた。これには感銘を受けた」と、日本代表の姿勢をたたえた。

 アジア予選においては、得点差が開いた際に集中力が途切れ、ラフなプレーに走るチームも少なからず見られる。しかし、タジキスタンは最後までクリーンなプレーで日本に応戦した。

 この件について問われると、「ラフプレーには走らない、クリーンなプレーを心がけるというのを選手たちは理解している。私たちは日本の選手をけがさせるために来たわけではない。日本はもっと高い目標を置いているチームなので、こんなところでけがをさせては申し訳ない」とコメントし、クリーンな会見を終えてスタジアムを後にした。

 謙虚なラフィコフ監督の姿勢に、多くのファンが感銘を受けたようだ。

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