12月2日21時から日本テレビ系で放送されるのは怪盗ミステリーの金字塔、アニメ「ルパン三世」の最新作『ルパン三世 血の刻印〜永遠のMermaid〜』だ。

9日には製作発表記者会見が開かれ、主要登場人物である銭形警部、石川五ェ門、峰不二子の声優が刷新される事が明らかとなった。攻殻機動隊「トグサ」役、新世紀エヴァンゲリオン「加持リョウジ」役など多彩な声色を使い分ける山寺宏一が銭形警部役に抜擢、石川五ェ門には浪川大輔、峰不二子には沢城みゆきらが同作品から新規参入する。ルパン三世役の栗田貫一、次元大介役の小林清志は同役を続行だ。

1920年、フランスのモーリス・ルブランが『三つの眼』を著した。紳士的な泥棒であり探偵、怪盗「アルセーヌ・ルパン」の誕生である。このフランス版シャーロック・ホームズは後に日本の漫画家モンキー・パンチの閃きを誘い、1967年、劇画タッチの怪盗作品「ルパン三世」が誕生した。

1971年にテレビアニメ化された後は根強い人気を獲得。安定した登場人物と華々しい物語が功を奏したものと思われる。しかし登場人物の安定化が諸刃の剣となり、2シーズン目には視聴率が低迷。

低迷時には何とかテコ入れを行おうと何度か監督が変えられ、若き頃の宮崎駿がアニメーターとしてメガホンを取った作品もある。テレビシリーズ終了後も続編製作の希望が多く、不定期にオリジナル長編作品が製作されている。

先述の通り、『ルパン三世』はルパン三世、次元大介、石川五ェ門、峰不二子、銭形警部という安定した人物が作品の礎をしっかりと支えている人気シリーズである。しかし同様の性質を持つ作品として、ご老公が諸国を遍歴する『水戸黄門』シリーズは、その安定性が仇となり遂に打ち切りとなってしまった。

人物の反応(台詞回しや仕草)を掘り下げて新しい格好よさ、新しいかわいらしさを付随させるか、あるいは物語に焦点を当てて斬新なストーリーを紡ぎだすか。エンタメ文化が豊富な時代。これまでと同じでは、そっぽを向かれてしまう。

【記事:G・Joe?】


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