テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

〜ダーリンハニー吉川コラム「1番ショートが夢だった」その11〜

今はインタビューがひそかなブームらしい。

インタビューと言えばミュージシャンや俳優さんが真面目に答えるというイメージがあるけれど、最近では一般の方もブログなどで答える方が大勢いるみたいだ。決まった質問があるのか、自分で質問を作って自分で答えるのかはわからない。でもなんだか楽しそうである。

ただ、人の質問に答えるのか、自分で質問を作って自分で答えるのかでは、テイストにずいぶん差が出ると思う。後者はむかし村上龍さんのエッセイで見たことがある気がする。今回はそちらでいってみようと思う。

自らが記者(インタビュアー)となり、自らが答える。
よし、さっそくやってみよう!

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ダーリンハニーの吉川です

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記者の吉川です




―はじめまして、今回は取材を受けていただきありがとうございます。

吉川:いえいえ、よろしくお願いします。今回は何の取材なんですか?

―『己を知れ』という雑誌の取材です。

吉川:またすごい雑誌ですね。

―今回は表紙&巻頭カラーでいこうとおもっています。

吉川:本当ですか?それは光栄です。他には誰が出られるんですか?

―松井秀喜選手、香川照之さん、アンジェラ・アキさんなどです。

吉川:え、それはまずいですって。僕が出る幕ではないですよ。

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戸惑う吉川正洋さん

―大丈夫ですって!いっちゃいましょういっちゃいましょう!

吉川:ノリが軽すぎますよ!僕のせいで売れなくても知りませんからね。

―いっちゃいましょういっちゃいましょう!それではさっそくですが、生まれはどちらですか?

吉川:東京です。

―東京のどちら?

吉川:世田谷区です。生まれた病院は祖師ヶ谷大蔵の方で、住んでいたのは用賀や桜新町です。

―そこまで詳しく聞いていません。

吉川:あ、すみません。

―用賀限定の思い出はありますか?

吉川:用賀だけですか?えーっと、まぁ昔は案外のどかなところで、畑や田んぼがありましたね。新玉川線も通ったばかりで駅前も空き地が多かったです。

―その駅前の空き地で5歳の頃、初期UWFのプロレスを見たとか?

吉川:ちょっと知り過ぎですけどね。まぁたしかに見ましたけれど。わりとシーンとしていてひたすらキックの乾いた音が鳴ってるみたいな光景でしたね。

―車の屋根かなんかに乗って見ていたんでしょ?

吉川:だから知り過ぎですって!話を変えてくれませんか?

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知り過ぎの記者

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やりづらそうな吉川正洋さん

―真面目にやりましょう。吉川さんはなぜ芸人になったんですか?

吉川:いきなりですね。まぁ最初は高校生の時に相方の長嶋君に誘われまして。

―ほぉ。

吉川:長嶋君は当時バンドをやってましてね。高校の文化祭でバンドのお祭りみたいなのがあってオーディションを受けたらしいんですが落ちちゃったんです。それでお笑いをやって見返したいと。

―ずいぶんな発想ですね(笑)

吉川:「吉川、お笑いステージをやらないか。バンドを倒そう!」って。

―はははははは。ははっはあはっはははっははは!
(記者大爆笑)


吉川:どうしたんですか?笑い過ぎですよ。

―あ、苦しー!

吉川:大丈夫ですか?

―大丈夫です。
(突然しゃんとする)


吉川:何だったんですか、今の。

―まぁ敵討ちみたいなことでお笑いステージをやったと。その当時の写真はありますか?たぶんあると思うので掲載してもいいですか?

吉川:あるの知ってるんですね。まぁいいですけど。

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これが噂の文化祭でやったステージ

―ウケました?

吉川:これがウケたんですよ。バンドのステージより全然お客さんが入ったんです。それで調子に乗って事務所受けましてね。でもどこを受けていいのかわからなくて、間違ってアイドルの事務所を受けちゃいまして。

―あら。

吉川:オーディションもアイドル50人の中に僕ら2人という状況で。それもなぜか合格(笑)

―そこ笑うところですか?

吉川:いちいちうるさいですね。それでレッスン料みたいなのを払えっていうのでやめましたけど。周りは歌と踊りのアイドルですし。

―ちょっと今踊ってもらえません?

吉川:え?

―当時のアイドルがどんな感じだったか伝わりづらいと思うので。

吉川:は、はぁ。まぁこんな感じですよ。

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踊る吉川さん

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必至で踊る吉川さん

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それを見つめる記者

―いやぁ、もっと練習が必要ですね。

吉川:なんで踊らせたんですか?

―自分の可能性を広げたくて。

吉川:意味がわかりませんよ。まぁもう少し練習しておきます。

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己の出来なさにシュンとする吉川さん

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なぜか一緒にシュンとする記者

―そして大学生になってしばらく休止して再び活動してトゥインクルという事務所に入って2000年に太田プロに入って今に至ると。

吉川:完全にそうですけどその流れ僕が答えた方がいいんじゃないですか?

―なんでも太田プロにはアーティスティックな写真をわざわざ写真家の人に下北沢で撮ってもらって送りつけたらしいですね。掲載します。

吉川:もう許可も取らないんですね。

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アイドル風の写真

―起きるとまずメガネを探すそうですが、いつも置き場所を2か所設定しちゃってるからではないですか?

吉川:ちょっと、さっきからいろいろ知ってますけどあなた誰なんですか?

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もう一人のあなたですよ

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もう一人の自分?

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深層心理を管理しているもう一人のあなたです

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うおー!もうわけがわからないよー!!!




自分自身へのインタビューは失敗に終わった。

やはりインタビューは人に聞いてもらうのが一番だ。
というのが今回の結果です。

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踊る記者
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この記事の元ブログ: 自分自身にインタビューする


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