ボクシングが成長しているが、テイクダウンには課題が残るナム。ジャブでペースを使い、ボディを効かせてからフィニッシュを狙いたい

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8日(土・現地時間)にUFC 136「Edgar vs Maynard」がテキサス州ヒューストンのトヨタ・センターで開催される。繰り上がりPPVマッチで、日本の戦極で活躍したナム・ファンが、因縁のレオナルド・ガルシアを相手に、後のない状況でリベンジに挑む。

TUFシーズン12でアジア枠といっても過言でない特別なポジションに出場したナム・ファン。ライト級という一階級重い階級だったにもかかわらず、ベスト4入りを果たし、フェザー級を増設したUFCに継続参戦できるようになった。柔術+ボクシング、ベトナム系米国人ということもあり、時には日本人にも体力で劣る面も見られたナムだが、その小気味良い試合内容もあり、人気は高い。そんなナムのUFCデビュー戦が昨年12月のガルシア戦だった。

この試合、2011年MMA界最大のミスジャッジといわれる判定で、ナムはスプリットで敗れている。ダナ・ホワイトもナムに勝利ボーナスを支払うという敗北で、3カ月後にはすぐに再戦で拳をかわすことが決まっていた。

しかし、ナムの負傷で再戦はキャンセルとなり、彼自身も8月のマイク・ブラウン戦で復帰を果たすも、テイクダウンからのパウンドで苦しみ、2連敗を喫した。当然、この試合で返り討ちに遭い3連敗となれば、ナムがUFCに生き残ることはできないだろう。

一方のガルシアも3月にジョン・チャンソンにツイスターで敗れるという、歴史に残る敗北を喫している。ガルシアはフック中心の打撃が空を切り、スタミナをロスするという悪循環から逃れられないでいるが、今回もKOを狙いでフックを振り回すことが予想される。

その点では、敗れたとはいえブラウン戦で、効果的なボディフックを幾度なく決めていたナムが有利という見方もできる。

ナム・ファンに加え、前述したジョン・チャンソン、そして小見川道大、さらに日沖発も参戦するUFCフェザー級戦線で、如何に戦極フェザー級トーナメント出場者たちが活躍できるか。リリースを避け、再び彼らと戦うためにもナムは、決して敗れることができないリベンジ戦に挑む。
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