モリス商会設立150周年を記念したイベントとして、現在、アスプルンド(恵比寿)、エーディコア・ディバイズ(広尾)、マナトレーディング(中目黒)の都内3箇所のインテリアショップ・ショールームを巡るスタンプラリー「MORRIS meets TOKYO」が、10月22日(土)まで開催中である。
「MORRIS meets TOKYO」の最大の見どころとなっているが、150周年記念として発行された「アーカイブ・コレクション」の生地を使用したディスプレイ展示だ。「インテリアスタイリングプロ」のメンバーが手掛けたもので、独自に設定したテーマに基づいた斬新なデザインと高度な縫製テクニックが詰め込まれた、非常に見応えのあるものとなっている。

マナトレーディングのディスプイ展示のテーマは白洲次郎・正子夫妻をイメージした「次郎と正子のリビングルーム」。白州次郎といえば、終戦後に吉田茂首相の側近として活躍し、占領下のGHQから「従順ならざる唯一の日本人」と呼ばれた人物で、ドラマ化されるなど現在でも高い人気を誇っている。イギリス留学の経験もあるなど、イギリスとのゆかりも深い。
そんな白州次郎のリビングルームをイメージしたディスプレイ。モリスのテーマである自然主義的デザイン「Willow」と、渦を巻くアカンサスの葉と花が描かれた華やかな「Mary Isobel」の組み合せ。愛用のブーツの紐をデザインに取り入れた。また正子のリビングルームは「Bluebell」を帯に見立てた天蓋と、共生地の茶箱の中からこぼれ出る秋の実で、正子の秘めたる情熱を表現した。

エーディコア・ディバイズでは、イギリス出身の俳優・ジュード・ロウをイメージした「もしも、ジュード・ロウからロンドンフラットのインテリアを頼まれたら…」をテーマにディスプレイ。独身でありながら父親の顔も持ち、セクシーな大人の雰囲気を漂わせるジュード・ロウ。そんな彼のロンドンのフラットをイメージして、3つのシーンを展開する。
エーディコアは、ハイクオリティなデザインと品質を誇るトップデザイナーズブランド。今回、クラシカルなデザインの「NEO CLASSICO」(ネオクラシコ)シリーズとウィリアム・モリスをコーディネート。両者の抜群の相性にも注目である。そしてアスプルンドのテーマは、今年4月の英国のロイヤルウエディングを記念した「William & Kate のプライベートルーム」。古き良き伝統を愛しながらも、いたずらっぽい遊び心も忘れない、そんな若いセレブカップルのリラックスプライベートルームをイメージした。不朽の名作といわれる「いちご泥棒」を、大胆にユニオン・ジャックに加工。アスプルンドのモダンなイメージにも、意外なほどマッチしている。