スウェーデンの王立科学アカデミーは6日、ノーベル文学賞をスウェーデンの詩人トーマス・トランストロンメル氏に授与すると発表した。韓国で毎年受賞への期待を寄せる詩人高銀(コ・ウン)氏の受賞はまたお預けとなった。韓国メディアは相次いで同話題を報じた。

 韓国メディアによると、ノーベル文学賞の発表3時間前から高銀詩人の自宅の前には国内外取材陣50人余りと車両20台余りが集まっていた。近所の住民らも発表を控えて自宅周辺に集まっていたが、受賞失敗に「苦々しい表情」を浮かべたという。

 文学賞の発表後、同国メディアは「9年連続候補に」「今年も有力な候補に名前をあげたことに満足」、「またも苦杯を喫する」「受賞はまた水の泡」などと、一斉に同話題を報道。受賞したトランストロンメル氏について紹介しつつ、高銀詩人の受賞失敗を大きく取り上げた。

 韓国では2002年ごろから高銀詩人のノーベル賞受賞に期待を寄せた。一方、1996年以来詩人による文学賞受賞がなかったことや非ヨーロッパ圏出身者に文学賞を与えるとの予測があったとことから、それだけに「心残りは大きい」と伝えるメディアもある。

 高銀詩人の自宅周辺に集まっていた住民からは「奥様の期待が大きかったが惜しい」「今年は受賞するものと思っていた」「国力が弱いため。日本やアメリカのように外交力があればすでにノーベル賞を受賞していた」との声もあがっていたという。(編集担当:金志秀)