サムスンが6日、パリ(フランス)とミラノ(イタリア)の裁判所に5日(現地時間)、米アップルの新型スマートフォン(高機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)4S」の販売差し止めを求める仮処分申請を行ったと明らかにした。複数の韓国メディアが報じた。

 「iPhone4S」はアップルが4日(米国時間)に発表したばかりの新型機種。サムスンはアップルとの特許権をめぐる訴訟で、ドイツやオランダの裁判所から相次ぎ販売差し止めの判決を受けていることから、迅速な対応を通じiPhone4Sの販売路を絶つ計画。

 サムスンの関係者は、「アップルが私たちに行ったことを、一寸も譲歩せずに反撃する」と述べ、対決姿勢を示した。

 サムスンの関係者は、フランスとイタリアの裁判所を選んだ理由について、アップルがデザイン関連の法律が整ったドイツを選んだことから、サムスンは通信技術関連の法律が整ったフランスとイタリアを選んだと説明した。

 同関係者は、「訴訟内容はW―CDMA規格に関連する特許」だとし、「この特許はスマートフォンなど通信機器には必ず必要な核心技術で、iPhone新製品はこれを深刻に侵害しているため、製品の販売は禁止されるべき」と主張した。

 韓国メディアは、「ジョブス死去し哀悼の雰囲気の中、『サムスン―アップル特許戦はそのまま』」「サムスンが特許反撃…アップル最大の危機」などと相次ぎ報じた。(編集担当:新川悠)