英デイリー・メール紙は5日、スイスの動物保護団体が中国で撮影した動画をもとに、中国産模造品アグブーツの生産過程において、生きているタヌキの皮を剥がす実態が、明らかになったと報道した。韓国メディアも相次いでこれを報じた。

 英デイリー・メール紙によると、動画はスイスの動物保護団体が中国のタヌキ農場で撮影し、ユーチューブに掲載した。動画には生きたままのタヌキを縛りつけ、足の部分から頭にかけて皮を剥がす中国人の残忍な姿が映っている。

 皮を剥がされるタヌキは、痛みと恐怖でひどく体を震えさせ、結局は血の塊となって死骸の山に捨てられる。大概は放置から3時間ほど経つと、命を落としてしまうという。ほかにも、タヌキの息を仕留めるために足で首を踏みつけた姿も映っていた。

 このように上級の皮を手に入れるためにタヌキの皮を残忍に剥がして作られる中国産アグブーツは高価な正規品の代わりに、世界各地で安く販売されている。

 韓国メディアは「発がん物質が発見された中国産アグブーツだが、今回は生きているタヌキの皮をはがす衝撃な実態が判明」と伝えた。多くの韓国メディアが5日、「衝撃的な真実」「驚愕な実態」として同話題を一斉に報道したところ、インターネットでも関連写真が急増するなど、高い関心が寄せられた。(編集担当:金志秀)