すごいスピードで進化を続けるインターネットの世界。そんな中、少し前に流行したキーワードが「クラウド・コンピューティング」でした。
 「クラウド」と略されることが多いこの言葉ですが、一体どのような意味かご存知でしょうか。

 チャールズ・バブコック氏が著した“Management Strategies for the Cloud Revolution : How Cloud Computing Is Transforming Business and Why You Can’t Afford to Be Left Behind(『クラウド革命に乗り遅れない方法〜クラウド・コンピューティングがビジネスを変える方法と、後れを取ってはいけない理由〜』)”有料Podcast番組「エグゼクティブ・ブックサマリー」にて邦訳要約版を配信中)から、その意味をご紹介します。

 実はこの「クラウド」の定義は非常に曖昧です。インターネット上の言語であるPHPの共同開発者であるアンディ・ガトマンズ氏も「クラウド」の定義を明確にしようとしていないそうです。
 その中で、バブコック氏は「クラウド」を簡単に言うと「膨大なリソースを持つ特殊なインターネットデータセンター」のことであり、そして「クラウド・コンピューティング」とは、「個人あるいは企業とクラウドのサービスとの間の相互作用」を指すと言います。

 クラウドデータセンターの特徴は、従来のデータセンターとは異なり、メンテナンスの手間がそれ程かからないサーバーを使用しており、ハードウェアの障害に対応するようになっていることです。1つのサーバーで不具合が生じたときは、そのサーバーで行われていた処理は他のサーバーに移されます。
 もう1つの特徴は「疎結合システムの規定の設定」です。同じクラウドの中で2つのシステムが互いのことをよく知らないまま作動できる、ということです。そしてユーザーは離れた場所からウェブを介してサーバーを利用することが可能なのです。

 他にも様々な特徴がある「クラウド」ですが、前述の通り、その定義は実はまだ定まっておらず、議論され続けています。それは、常に進化し続けるウェブの世界の中では当然のことなのかも知れませんね。
(新刊JP編集部/金井元貴)



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