家庭の味を再現 経営者が自ら厨房に立つ社食のレシピ

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 異例のベストセラー『体脂肪計タニタの社員食堂』(大和書房/刊)に代表されるように、有名企業の社員食堂のレシピが話題を集めています。近年は社員の食生活や健康を考えて作られていることもあり、ヘルシーで美味しく、またバランスが取れているという特徴を持っている社食。注目を浴びるのも無理はありません。

 そんな中、企業の会長自らが厨房に立ち、社員にランチを振舞っている社員食堂をご存知でしょうか?

 主婦の友社から刊行されている『再春館製薬所 ニッポンいちの社員食堂』(再春館製薬所/監修)は、再春館製薬所の社員食堂のこだわりメニュー225品のレシピを掲載した一冊。熊本県に本社を構える再春館製薬所は、「ドモホルンリンクル」「痛散湯」などでお馴染みです。

 西川通子会長が本社内に社員食堂を開設したのが1992年9月(当時、西川会長は代表取締役社長)。当初は外の業者に食堂を任せていましたが、3ヶ月後にはみずから厨房に立って料理をしていたといいます。
 西川会長が語るに「料理はハート」。ていねいに愛情を込めて作ります。なので、厨房内を仕切る「厨房隊」のメンバーはみんな、普通の家庭のお母さんばかり。それは自分の夫や子どもに作るような、手をかけた食事を出したいと考えていたからなのだそう。そして「主菜と副菜は3ヶ月同じものを作らない」と指示。試行錯誤を繰り返した結果のメニューが今でも引き継がれており、このレシピ集に掲載されています。
 ここではレシピ集から、社員食堂の人気ナンバー1「から揚げ定食」の「かりかりジューシーから揚げ」の作り方をご紹介します。

★「かりかりジューシーから揚げ」275kcal/塩分0.7g
材料(2人分)
鶏もも肉…240g
A[おろし玉ねぎ…大さじ1、おろししょうが…少々、薄口しょうゆ…大さじ1]
B[卵白…1個分、かたくり粉…35g]
作り方
(1)鶏肉は8切れに切り、Aの下味をからめて約30分おく。
(2)Bを合わせて衣を作る
(3)1の肉の汁けをふきとって衣をつけ、180度の揚げ油で5〜6分からりと揚げる。余熱でもじゅうぶん火が通るので、揚げすぎないように注意する。
 このから揚げのポイントは、鶏のもも肉を使っていること。脂肪を含む部位なので、コクが出ます。また、下味もおいしさのポイントの1つ。玉ねぎ、しょうが、薄口しょうゆで、鶏肉をジューシーにおいしくします。さらに衣は卵白とかたくり粉をミックスし、卵白でふんわり、かたくり粉でカラッと仕上げます。全卵や卵黄に比べ低カロリーなのも嬉しいところです。
 男女問わず、みんなが大好きな「から揚げ」。それがちょっとの工夫でさらに美味しく、そしてヘルシーになるのですから、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。

 再春館製薬所は漢方の会社。そのため、食と健康に密接な関係があるという「医食同源」の考え方がそのメニューの基本にあります。

 今回は「から揚げ」の作り方を紹介しましたが、「ハンバーグ」や「みそカツ」といった“ガッツリ系”から 「たけのこの土佐煮」「海藻サラダ」など“ヘルシー系”、さらにはデザートまで幅広く用意されているほか、「冷え解消」や「むくみ解消」といった、身体の状況に合った、女性に優しい「逆引き」でレシピを探すことも出来ます。
 栄養バランスを考えたい、美味しくてヘルシーな料理が食べたい、家庭の味を作りたいという方は参考にしてみると良いかも知れませんよ。
(新刊JP編集部)



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