【ソルのゲー評】『デモンズソウル』の魂を受け継ぐ渾身の作品『ダークソウル』

写真拡大




2009年2月に発売されたフロム・ソフトウェアとSCEJの共同開発作品『デモンズソウル』は発売前はそんなに注目されていなかった。そんな作品ながらも、古くからのフロム・ソフトウェア好きの記者は『キングスフィールド』系のゲームかと思い発売日に購入。重厚でダークな世界観、そこにはハイ・ファンタジーな臭いも漂う異世界中世だ。いざプレイしてみると、全く先に進むことができない理不尽な難易度。敵の配置やステージのトラップが巧妙で、次第に体が慣れてくるのが快感になる。プレイすること数時間。最初のボスと出会い見事に討伐成功。ひとりでプレイしていたにも関わらず、思わずガッツポーズだ。まるで大食いを達成したかのような苦痛と達成感が味わえる。あえてラーメン二郎とは書かない。

絶対不可能と思っていた理不尽な難易度も、何度がトライすることにより達成できる。そんな極悪難易度のアクションロールプレイングゲームの続編『ダークソウル』が9月22日に発売された。前作の極悪難易度をそのままに今回は篝火(かがりび)とエストを導入。今回はこの篝火(かがりび)が拠点となり世界中にいくつも置かれている。死んだ際に、最後に立ち寄った篝火(かがりび)から再開できるのが救いか。またエストは薬草がなくなった代わりに、エストで統一されている。これも篝火(かがりび)に立ち寄れば回復し最大値まで増える。最大値はゲームを進行させればおのずと増えるだろう。

●・デモンズソウルからの変更点
篝火(かがりび)により難易度が下がったかと思われがちだが、実はそうでもなくこの篝火は世界がオープンワールドになったことによる弊害(良い意味)なのかもしれない。前作は拠点地からステージを選ぶ方式だったが、今作はゲームがスタートしたら一部ムービーを除き読み込み画面は一切ない。もちろんデータの読込はしているのだろうが、シームレスに読み込み、エリア間の移動ができる。遠くに見える景色のようなエリアもあとあと行くことができるのはもちろん、意外なところから繋がっていたりもする。前作同様のショートカットも健在だ。そんなわけで世界中に自由に移動できる反面、自分で拠点を作らなくてはいけないのだ。スタート地点となる「火継ぎの祭祀場」が基本の拠点なのだが、ここを拠点にする必要はなく各自好みの場所を拠点として選べばいい。

●・難易度はどのくらいに?
序盤はステージの仕掛けも理不尽でなく難なく進めることができる。しかし問題はボスである。このゲームはボスをどう処理するかが鍵になる。10回トライしても倒せないボスが、倒し方を見つけた途端にあっさり討伐できてしまう。もちそん倒し方を見つけたとしても十分難しいのだが、知らずに戦うのとでは勝手が違う。

重装備騎士で挑んでいる記者は、身軽にボスの攻撃をかわすことは至難の技である。ゴロン、ドスンと転がるだけで致命傷。ボス戦になる度に、魔術を使える人がうらやましく思えてくる。

●・カルトキャラ続出
このゲームは先に進むのが楽しみな要素として、奇抜でカルトなキャラクター達が多数登場する。敵だけに限らず、NPCも含めて多少いかれている格好を好むようだ。敵は敵で片足がなかったり首がなかったりと、予想通りの異常さ。ボス戦になるたびに楽しみなる反面、それ以上の恐怖が待っている。気持ち悪いデーモンが登場したら恐怖に立ち向かわなければいけない。そして何度も負けを繰り返し討伐する。それがこのゲームの使命だ。

●・問題のボリュームは?
今回は前作異常の60時間くらいのボリュームとフロム・ソフトウェアから発表されたが、実際にその通りのようだ。記者は既に50時間以上遊んでいるが、まだ終盤ではないという。多少寄り道したせいもあるが、それでも絶大なボリュームとなっている。このゲームだけでしばらく遊び倒せそうだ。もちろん2周目、3周目も存分に楽しませてもらう。

●・マップ設計者に感服
このゲームは先程も書いたように、オープンワールドとなっている。そのため全ての世界が繋がっており、意外なところから戻ってこれたりと巧妙にルートが入り組んでいる。つまりオープンワールドという事は画面切り替えがないので、誤魔化しが効かなくなっているわけだ。城もスケールどおりに作らなくてはいけない、その他建物やその中もそのまま作らなくてはいけない。オープンワールドそのものが相当体力のいる開発になると言われているが、フロム・ソフトウェアはそれを実現した。そして見事なまでのマップ設計。完成に至るまでに幾度も作り直したことだろう。

現在プレイ時間51時間、ソウルレベル71だがまだまだ先は長そうだ。発売後にフリーズバグが発生したもの、今は修正パッチが配布されフリーズに対しては対策された。そのほかのバクについても随時対応中とのことだ。

これだけボリュームが多いとデバッグも大変だろう。次回作からクローズドベータテストを期待。

デモンズソウル&ダークソウルあるある 「メッセージに騙される」「大量のソウルを失った」

ⓒ2011 NBGI ⓒ2011 FromSoftware, Inc.

※この記事は、ガジェ通ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。