質量を持つ物体は光よりも速く進めない――アインシュタインの特殊相対性理論が求めた物理の秩序が、突如崩壊しようとしている。

光の速さより速く飛ぶ素粒子の一種、ニュートリノを観測したとする欧州研究機関の研究発表がなされ、26日には同研究に参加していた名古屋大教養教育院の小松雅宏准教授らも名古屋大にてセミナーを開催した。研究者が一様に語るのは、偶然にも発見されてしまった速度数値への驚きである。さて、本記事では改めて、素粒子という存在をシンプルに解説しようと思う。

まず、考えて欲しいのは人間社会のことだ。人間は、まず「個人」が存在する。この「個人」が集まり、「民族」を形成する。「民族」が集まると「国家」が出来る。「国家」は条約や連合など様々な形で結びつ「世界組織」を形成する。

こういう考え方を、科学の世界に当てはめると、この世界というのは、まず「素粒子」が存在する。「素粒子」が集まり、「原子」を形成する。「原子」が集まると、「元素」が出来る。「元素」が様々な形で合致し合うと、「化合物」が誕生する。図式にすれば、以下のような具合である。

個人<民族<国家<世界組織
素粒子<原子<元素<化合物


以上のように、原子を作っている、世界最小の物体が「素粒子」であるが、この素粒子については様々な種類が確認されている。つまり、「個人」を形成する為に骨格、筋肉、神経などが必要なのと同じと考えても良かろう。

素粒子はその性質によって大きく2種類に分ける事が出来る。それは(1)物体を構成する素粒子 (2)力を伝える素粒子である。今回話題になっているニュートリノは「(1)物体を構成する素粒子」に属する物体なのである……――(※後編へ続く)

【記事:G・Joe?】


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