110927NEWSsecond_01.jpg1秒の世界」という本をご存知でしょうか。この1秒に、この地球上で起きている巨大な変化を、明快な数字で紹介した本です。

たとえば、

1秒間にテニスコート20面分、5,100平方メートルの天然林が消失し、テニスコート5面分、1,414平方メートルの土地が、緑を取り戻そうとしている」など。

2003年に出版され、その新鮮な着眼点が話題になりました。

先日、その続編「1秒の世界 2」を手にする機会がありました。出版は2008年。前著から5年が経過し、1秒の変化にもさまざまな変移があったことに気づかされます。たとえば「1秒間に、888トンの二酸化炭素が排出されている」(2006年)。前著では「762トン」(2001年)だったのが、残念ながら増加。低炭素社会へのシフトが急務だということを、あらためて実感します。

110927NEWSsecond_02.jpg温暖化の指標のひとつとなる、北極圏の海氷面積は、というと「1秒間に、北極圏で夏の海氷面積がテニスコート9面分、2,500平方メートルずつ小さくなり…」。海氷面積が減るほどに温暖化が加速し、世界の乾燥化、砂漠化も加速するといいます。今この瞬間も、じりじりと溶けていく氷。

一方で、温暖化対策として「1秒間に世界で49本の木が植えられている」そうです。植物は、二酸化炭素を吸収し炭素を蓄えるので、植林は温暖化対策に有効だといわれています。森林は土砂の流出を防ぎ、生態系を守るベースにもなるので、森を育てることは大切です。私も、とあるサイトを通じて、ささやかですが植林事業への寄付をしています。

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1秒の世界」を読むと、世界は刻々と変化していることを痛感します。その変化は、人間、生命にとって喜ばしくないものが多いことも…。でも、つい日常に紛れて、大きな視点を忘れてしまいがちなのが現実です。

今夏は毎日「電力予報」が発表され、TVや新聞、駅の構内などで電力使用量の数字を目にしました。具体的な数字を見て、節電への自覚が増した人は多いはず。「1秒の世界」で紹介されているデータが、渋谷や銀座の電光掲示板で日々、リアルタイムに発表されたら「このままじゃいけない!」という認識がぐんと高まるかもしれません。

[Think the Earthプロジェクト/1秒の世界]

text by 川口章子(フリーランスエディター/ライター)
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kawaguchisyouko01.jpg出版社で企業広告のディレクター、読者マーケティングなどの仕事を経て独立。エコグッズ通販サイトのコラム執筆、ロハス系雑誌の創刊や編集に関わる。ほかに住宅、インテリア、育児などをテーマにした執筆も。


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