チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節のCSKAモスクワ戦は、初戦を落としているインテルにとって、早くも決定的な一戦となる恐れがある。だが、ボローニャ戦で勝利を取り戻しただけに、ロシアでの一戦を前にした雰囲気は、よりリラックスしたものになっているようだ。

マッシモ・モラッティ会長も、クラウディオ・ラニエリ監督が就任したインテルが回復したと見ており、「とてもうまくいったね。すべてが普通になった」とコメント。ラニエリ監督が「以前のプレーよりも、もっと普通の論理で」チームを率いていると述べた。

また、モラッティ会長はジャン・ピエロ・ガスペリーニ前監督について、「続けることで彼が論理を見つけることもできたかもしれない。だが、それは少し大きすぎるリスクだった」と話している。一方、FWジャンパオロ・パッツィーニとFWディエゴ・ミリートについては、「彼らが強い選手たちであることは知っていたはずだ。ミリートも、調子はすごく良いね」と語った。

パッツィーニはテレビのインタビューで、次のように話している。

「トラブゾンスポル戦の僕らは良いプレーをしなかった。CLでは負ける恐れがあり、実際に僕らは負けてしまったね。次はCSKA戦だ。CLがますます拮抗した大会になっているのは間違いない。だから、一つの敗北で何かが決まるわけじゃないんだ。僕らにはあと5試合が残っており、グループリーグを突破することも可能だということは分かっている。難しいことだろうけど、僕らは流れを変えなくちゃいけないし、モスクワには僕らの特長だったハングリーさをもって向かうよ」

また、パッツィーニはFWサミュエル・エトーやMFヴェスレイ・スナイデルについてもコメントした。

「エトーはファンタスティックな選手だ。ずっとそれを示してきたし、彼のような選手がチームメートじゃなくなったのは残念だよ。でも、ほかの強い選手たちが来てくれたし、彼らが手を貸して、その価値を示してくれるはずだ。スナイデル? カンピオーネさ。相手にするより、仲間である方が絶対に良い選手だよ」